舞踏会は・・・
「では皆の者!これからご領主さまが王都へご出立為される!道を開けろ!」
今回舞踏会に参加する(強制)ことでアブラハムはなにかできることはないかと考えた。その結果軍事力を見せつけることにした。王都遠征に護衛の兵に9000人。兵糧も無駄。武器も無駄。賃金も無駄。この無駄尽くしの遠征。アブラハムは内心、白目だった。
「これより出立する!」
軍楽隊が演奏を開始する。
軍楽隊で採用されている軍歌はケント男爵が友好関係にある覇権国家、大日本帝国との共同作戦で作曲された軍歌を採用している。
そしてアブラハムが乗るのは輿。
これから野営をしながら一月で王都に行く。
「よーーし。野営の準備にかかれ、警備兵は近隣の警備、斥候は近辺の情報を集めろ」
今回の遠征についているケント男爵領第一南部方面軍第一、第二師団が付いている。第一師団は歩兵戦力、第二師団は主に支援、補給部隊だ。
野営の位置は道中に村がありそこにアブラハムが寝ることにある。そして約九千人の兵は村の立ち入りは許されておらず村の塀ののあたりで野営する。
村内はお祭り騒ぎ状態となっている。
ケント男爵領内では年中行事として男爵の行幸の際、その泊まる村と家に多大な報奨金が下りるためだ。そして食事も村人が食べられない、いつも輸出用の鹿肉や鶏肉も振舞われる。
「いやぁしかし領主さまがこの時期に来られるとはな」
「まぁいいじゃないか。村に金は入るし御馳走を食べれるし」
「まぁな。だがなぁ」
「なんだ?」
男★はすこし嫌そうな顔を浮かべる。
「領主さまが来る日はこの村の女性がすべて領主さまが止まる部屋に集まる。もちろん妻もだ」
「それがどうしたんだ?」
「お前…」
「今時そんな考えしてると病むぞ?この村に魔力持ちが生まれれば魔力を持つ子供がもっと生まれるし領主さまからも養育費として莫大な金も給付してくれる。いいことづくめだ」
「悔しくないのか?」
「それがこの村での幸福であり権利だ。まぁ余所者のお前が理解できるわけがないか」
男たちが話していると村長が男たちを呼んだ。
「おーい、何やってるだ?今日は領主さまが酒を持ってきてくださっただ」
村長はもう出来上がっている。
「下らん話はもうやめよう。酒が待っている」
一方の男は宴会場に向かった。
大日本帝国:次回説明
★=準登場人物




