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移住先の星の候補は決まった。
最も近い星である。
しかし、物理的な限界によって、到着までには、
7千年必要である。
コールド・スリープを維持する技術は、
完成して居た。
だが、宇宙の旅で、予期せぬ出来事が発生した場合、
それが、破綻する可能性が高い。
そんな不安と、コールドスリープを継続する為の、
遺伝子改造、その結果、誕生した違和感、
未来が見えると、発言する者が、登場した。
彼が、そんな嘘を言う理由が無い。
この星では、戦争が発生しない。
その最大に理由は、自分の考えを、
相手に伝える能力にある。
それも、超能力の一種なのだが、
彼らにとって、それは、科学的に、
解明された能力であった。
脳の電気信号が、空間の素粒子を伝わり、
相手に届くのだ。
その能力は、科学的に解明される以前、
原始の時代から、存在する為、
争う性質の者は、その時代に、生きる権利を失い。
結果、残った者の子孫、それが、彼らである。
その為、彼らには、冗談や、嘘など存在しない。
意味が無いのだ。
そんな彼が、未来が見えると言った・・・
本当の事なのか?
未来は、確定して居ない。変更が出来てしまう。
それが見えるなど、勘違いなのでは?
その為、身近な事で、彼の能力の検証が行われた。
結果、その正解率は、36パーセント、
つまり、偶然である・・・




