2636
この星の深海には、宇宙船が沈んで居た。
その中には、カプセルがあり、
30個の脳と、身体を持つ6人が、
その中で、動く事も、死ぬ事も出来ず、
ただ、生きて居る。
彼らは、人の脳や、人の形をして居るが、
実際には、人では無い。
以前は、宇宙船の乗組員だったが、
数万年、コールド・スリープの状態で、
放置され、システムが故障して、
彼らは、カプセル内で、溶け、
それが、不可解な再生によって、
赤ん坊の脳と、人の形状をした存在と成ったのだ。
各自は、それぞれのカプセル内に居るが、
彼らは、念話によって、交流が可能で、
その応用を使い、千里眼を獲得、
それが40年前の出来事であった。
36の意思は、全員が協力する事で、
千里眼が発動する。
その為、全員の意思で、地上の彼らを観察して居た。
そして、自分たちの観察が、魔法を与える事に気付く。
最初は、その事を喜んだ、
退屈しのぎとして、楽しめたのだ。
しかし、それには、リスクが存在する。
彼らの母星が、滅んだ理由、
それは、念話の誕生であった。
彼らは、戦争を行わず、高度な文明を完成させ、
最終的に、コンピュータの指示で、生きる事と成った。
そんな母星も、寿命を向かえ、
生存の為、宇宙への旅に出る事に成る。
脱出までの猶予は500年。
その為、計画は、技術の進歩によって、
変更を繰り返しながら、実現に向けて、
充実して行く事に成る。
そんな中で、完成したのが、超能力の獲得である。
高度な文明を得ても、物理の法則には、逆らえない。




