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これは魔法の書です。  作者: わおん
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時は流れ、夫さんが、老衰で亡くなり、


ケガ人さんも、嫁先生も亡くなった。



だが、木の実の彼だけは、


老化せず、ケガをしても回復する事で、


18歳ほどの状態で、40年以上生きて居る。



結果、人々は、不老不死に恐怖する。


知って居る人が、全員死んで行く中、


1人だけ、取り残される。



現在、彼は、全ての仕事を経験して、


指導的立場にある。



この40年の歴史は、彼によって、


周囲の者に伝えられ、教養として、


受け継がれて居る。



ところが、新魔法は誕生して居ない。


実の彼、通称・実人が最後の1人である。



その為、実人以外の、新魔法は全て、


途絶えてしまい、回復池も使われず、


現在は、放置されて居る。



木材の採取や、運び出しも、


魔法を失った現在、再び効率の悪い人力で、


継続されて居る。



では、新魔法誕生の日々は、一体何だったのか?


炎、水、雷、これらは、残って居るが、


使い道が無いに等しい。



数十人で、発火させるよりも、


木の棒の摩擦の方が、効率が良いのだ。



だが、この時代に成って、再び、


子供が、妙な事を言い出した。


「何かが見て居る」


そう感じる者は、多少居る様で、


少年の発言は、素直に受け入れられた。



「たくさんの人が、見て居る」


それは、この星、通称・魔星に、


人類を誕生させた存在を指して居る。



だが、原始人の彼らに、


その様な事が理解出来る訳も無く、


不安だけが、広がって行く。


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