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これは魔法の書です。  作者: わおん
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2608/2643

2608

山で滑落して、倒木の枝が、腹部を貫通した男性。


本来なら、助かる状態では無かったが、


傷口に魚を乗せる。



そんな奇妙な行為によって、


周囲の者の好奇心が刺激され、


枝が、腹部から、抜け落ち。



その際、傷口も、塞(ふさ)がり、


嫁の回復魔法の効果で、その傷が接合して行く。



内部の状態など、嫁にも、周囲の者にも、


分からない。



しかし、獣の解体が日常の彼らには、


その構造が理解出来て居た。



その為なのか? 治療開始から、1日経過したが、


夫は、まだ生きて居る。



回復を受けながら、治療を行って居たが、


嫁の体力は限界なので、


別の者が、交代で、治療を継続する。



そして、3日後、夫は回復した。


傷跡さえ残って居ない。



術後の、体力低下も無く、


その日から、仕事を再開した。



実際には、2日目の時点で、


夫は、無事をアピールしたが、


今回は、実験なので、3日まで継続したのだ。



そして、夫は、念力を得て居た。


この実験に参加した周囲の者たちも、


念力を得て居たが、それは、複数人で協力する事で、


少し動く、その程度だった。



つまり、今回、枝が抜けた最大の念力は、


夫が自分で発した様である。



本来、夫に、その様な能力は無かったが、


周囲の者たちが、嫁の治療を見て、


「あの枝、最終的にどうする?」


その疑問が、念話の効果で、夫にも伝わり、


不要な枝や、体内に残るであろう、不純物を、


体外に排出する必要を感じた。



その結果が、念力の獲得であり、


周囲は、その現象を見て、自分たちの能力だ!


と勘違いした結果、それが、彼らの精神に影響して、


念力を得たのだ。


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