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これは魔法の書です。  作者: わおん
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2605/2644

2605

苗木を丈夫にする実験と平行して、


池の魚を、土器に入れ、丈夫で健康に、


そんな思いで、育てる実験も、行われたが、


魚が、丈夫に成ったのか?



別の土器で、放置飼育した魚と比較するが、


その成長に、変化は、見られなかった。



苗木も、木の実が出来るまでには、


最短でも3年かかる為、その違いは不明である。



そんな、ある日、事故が発生、大ケガである。


回復魔法があっても、治すのは困難。



その重症患者は、魚飼育担当者の夫だった。


その為、嫁は、夫に向けて、何の迷いも無く、


回復魔法を送った。



周囲も手伝いたいのだが、その場合、必死の空回りで、


熱破壊魔法に成る危険性を感じ、手が出せない。



そんな状況で、1人の子供が、無責任な事を言った。


要約すると、傷口に魚を乗せて、


魚に回復魔法を送ったら、治るのでは?



そんな馬鹿な事・・・


誰もが、その様に思った。



しかし、回復魔法が得意な嫁は、それを名案と感じた。


回復魔法には、無意識の制限がかかる。



ケガをした本人の、回復魔法と、


それに協力する者の、回復魔法、


そのバランスが乱れると、ゆっくり走る人を、


転倒させる勢いで、突き飛ばす様な感覚がある。



その為、そう成る前に、回復術師の魔法は、


無意識に弱く成る。



結果、ケガ人の回復魔法が10出て居ても、


回復術師の助けは、5程度の効果しか出ない。


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