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これは魔法の書です。  作者: わおん
1154/2504

1154

現在、僕は、


体育館の様な広さの、


コンクリート倉庫に居る。



その中央に、


プロレスラーの様な大男が、


突然、出現した。



その人物は、なぜか、


カカシの様なポーズで、


立っていて、


それは、十字架の様でもあった。



「あの時、僕を助けてくれたのは、


貴方ですか?」



僕は、大男に質問した。



大男の顔は、幼く見える。



そして、ニコニコと笑っている。



すると、新聞男が、大男に、


「ターちゃん、話てもいいぞ」と言った。



すると、ターちゃんと呼ばれた大男は、


「はい」と、元気に返事して、


「ボクです、ボクが、やりました」と、


まるで、幼稚園児の様な口調で、


僕の問いかけに答えた。



その瞬間、僕は、


異常な楽しさを感じた。



僕は、ターちゃんの事を、


知的障害者と認識した。



しかし、僕が楽しいのは、


そんな理由では無い。



そんな理由で、楽しい訳が無い。



しかし、僕は、楽しい。



遊園地のワクワク感?



そんなレベルでは無い。



先程まで、僕は、


新聞男の、嘘に翻弄ほんろうされ、


混乱しながら、恐竜に、


殺され続けていたのだ。



実際には、死んでは無い、


しかし、本当なら、即死の攻撃。



それを何度も食らったのだ。



そして、新聞男にも、


変な技を使われ、


胸から、背中に、


手が貫通かんつうする様な、


苦痛を受けた。



おそらく、


その時、僕の心臓は、


破壊されている。



そんな体験をした直後、


笑える程、楽しい気分。



そんなモノ、不自然なのだ。



そもそも、ターちゃんは、


何も無い場所から、


突然、出現したのだ。



オカルトである。



僕は、怖がりである。



ところが、僕は、


この状況を楽しんでいた。



そして、僕を殺そうとしている?



ところが、僕は、


そんな新聞男に、


相手を殺す技、


それを教えて下さいと、


お願いしたのだ。



近くには、まだ、


2頭の恐竜が居る。



しかし、新聞男は、


僕の申し出を受けて、


素直に、教え始めた。



話の解る人なのか?



すると、新聞男が、



「パントマイムの壁をやってみろ」



そう言って、僕に、手本を見せた。



右手で、見えない壁にれる。



叩く訳では無い。



新聞男の手本から、


その様な事が、理解できた。



その為、パントマイム特有の、


顔の演技もしない。



だから、僕は、本当の壁、


自分の部屋の壁、


それを思い浮かべて、


それをさわる様に、


右手を出した。



新聞男が、それを見て、


今度は、左右交互に、


壁を触る芝居をした。



僕も、それを真似する。



すると、新聞男が、


今度は、右足を1歩前に出して、


右手で壁を触る芝居。



そして、1歩戻る。



次に、左足を1歩出して、


左手で壁を触る芝居。



力は、入れていない。



あくまでも、


普通に壁をさわる感じ。



僕は、それを真似て、


何度も繰り返した。



次は、右足前、右手を壁芝居。


その状態で、壁を押し続ける芝居。



新聞男が言った。


「イメージとしては、


大木を押す感じだ」



それが出来たら、


押し返される芝居。



それで1歩戻り、


逆の足前で、同様に繰り返す。



「じゃあ、次は、


押し返される力を、


Uターンさせる感じで、


やってみろ」



一見すると、壁に触れる芝居だが、


今度は、押し返される力を、


押し戻す。



この時、僕は、


大袈裟には、しなかった。



これは、芝居ゴッコではない。



力以外の方法で、


相手を押す訓練なのだ。



重要なのは、その感覚を、


つかむ事である。



学校での池上彰ゴッコでは、


どうしても、池上彰の、


声真似をするヤツが、


出てしまう。



重要なのは、そこでは無いのだ。



物事の、理屈、


何の為の、池上彰ゴッコなのか?



それを理解出来ないのが、


通称・3馬鹿娘である。



木村も、そうだった。



明らかに、周囲の笑いを取る為に、


それをやっている。



そんな事が、僕の教訓と成り、


現在、僕は、巨木に、


押し返される芝居。



それを、芝居では無く、


感覚を得る為の訓練として、


実行していた。



すると、新聞男が、


「よし、ターちゃんと手を合わせろ」



ターちゃんと僕は、


向かい合って、右手を合わせた。



しかし、ターちゃんの身長は、


180センチ。



僕の身長は、148センチ。



その為、ターちゃんは、


少し、しゃがんで、僕に合わせた。



すると、新聞男が、


「それじゃあ、ターちゃんの手を、


巨木だと思って、押して、


押し返される感覚を、押し戻せ」



僕は、それを実践した。



力は入れていないので、


ターちゃんの腕は、


全く動かない。



しかし、僕は、少し、


フラつく様な感覚があった。



これでは、駄目なのだ。



この反作用を、相手に戻す。



その為の、練習なのだ。



ターちゃんは、


根気強く、僕の練習に、


付き合ってくれた。



目茶苦茶、楽しい。



おそらく、この現象は、


ターちゃんの能力なのだ。



僕は、それを理解した。



そして、気付く、


僕にも能力はあるのだ。



驚異の回復と、


眷属化と・・・



それ以外には、何か無いのか?



この練習の成果を出す為に、


何が必要だ?



僕には、腕力がある。


逆立ち腕立て伏せが、出来るのだ。



しかし、力を入れて、


それで、どう成る?



力で、何とか成るなら、


ボクシングや、空手の試合でも、


新聞男の技の様な、現象が起きて、


相手が死んでいる。



しかし、そんな事は、


起こらない。



では、どうやれば、


その現象が起きるのか?


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