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これは魔法の書です。  作者: わおん
1153/2501

1153

現在、僕は、


地下の巨大なコンクリート倉庫で、


2頭の恐竜と、死闘を繰り広げている。



正直な所、


一方的に、やられて居る訳だが、


それも、ここまでである。



僕には、確信があった。



僕は、波紋使いのジョジョなのだ!



僕は、自分の右腕に、


波紋を送り込む・・・



様なイメージをする。



その為なのか?



右腕が回復して行く・・・?



しかし、これは、


いつもの回復なのでは?



そんな不安も、あるには、あるのだが、


悩んでいても、仕方がない。



新聞男は、間違い無く、


僕を、ジョジョと呼んだのだ。



つまり、僕は、波紋使いなのだ。



そんな事とは知らず、


間抜けな恐竜が、


2頭で、フェイントを入れながら、


僕に突進して来た。



『よし! 今だぁぁぁぁ!』



僕は、「こほぉぉぉぉ」と呼吸して、


次の瞬間、



「オーバードライブ!!!!」



と叫びながら、


恐竜を、ぶん殴った。



しかし、恐竜は、


野生動物である。



その優れた動体視力によって、


人間のパンチなど・・・



結局、僕は、右手に、


再びダメージを受けながら、


吹っ飛んでいた。



しかし、この時、


僕には、確信があった。



僕に足りないのは、


攻撃能力である。



驚異の回復能力によって、


防御の低さは、解決出来る。



しかし、攻撃である。



僕には、攻撃する手段が無いのだ。



もし、ナイフ1本でもあれば、


状況が打破出来る。



しかし、そんなモノは無い。



この時に成って、


僕は、自分が、自分の服を、


着ていない事に、気付いた。



この時、僕は、


見覚えの無い、運動着姿であった。



つまり、キーホルダー攻撃も、


封じられている。



そもそも、パンチが当たらない相手を、


カギで殴る。



そんなモノが成立する訳が無い。



しかし、僕には、


奥の手がある。



僕は、波紋使いなのだ。



そして、僕には、


聖なるオシッコ攻撃があるのだ。



波紋は、水を通して、


相手に流れる。



つまり、床に、僕のオシッコを、


振り撒けば、『勝てる!』



しかし、新聞男に、


見られるのは、恥ずかしい。



この状況でも、


僕の羞恥心しゅうちしんは、


機能してしまう。



そんな場合では、無いのだ。



理由は解らないが、


殺される。



新聞男が、レッスン7回目と言ったのだ。



しかし、僕には、その記憶が無い。



その為なのか?



僕は、恐竜に、やられ続けている。



いつ死んでも、おかしく無い。



ここで、オシッコ攻撃を、


使わないで、いつ使う!



と思った瞬間。



『あっ、血飛沫ちしぶき攻撃あった』



なぜ、この瞬間まで、


その事を、忘れていたのか?



不思議である。



僕の記憶が、


操作されている?



相手は、スタンド使い?



しかし、そんな事など、


関係無い。



僕は、自分の口の中を噛んだ。



結果、出血する。



後は、その傷口から、


血を吸引する。



僕は、ヴァンパイアだが、


牙は無いし、吸血衝動も無い。



つまり、人間の能力として、


傷口を、チューと吸っているのだ。



しかし、傷口から出た血は、


僕の唾液と混ざって、


口の中に用意出来た。



と思ったら、


「よし、ここまで!」


と声が聞こえ、


そこには、新聞男が立っていた。



そして、新聞男は、


笑いなら、


「ごめん、今日で2回目だ。


それに、お前はジョジョじゃ無い」



僕は、自分が赤面しているのを感じた。



『ダイレクト・オシッコ・ビームを、


使わなくて、良かった・・・』



などと、考えていると、


新聞男は、僕に、何かを、


手渡そうと・・・



そんな雰囲気で近付いて来て、


手の平で、僕の胸に、軽く、ふれた。



しかし、その瞬間、


僕は、胸が手の平型に、陥没かんぼつして、


背中から、手の平型が、飛び出した。



その様な、絶望的な苦痛。



それを味わい、その場に倒れた。



息が出来ない。



僕には、驚異の再生能力がある。



だから、こんな状況でも、


僕の身体は、再生を開始しているのだ。



それが実感出来た。



本当なら、今ので死んでいる。



新聞男には、それが出来るのだ。



漫画で読んだ事がある。



軽く叩いただけなのに、


相手が死ぬ。



李書文りしょぶん



おそらく、それと同様?



しかし、李書文の強さは、


実話なのか?



そんな疑問を感じるが、


しかし、今、僕は、


新聞男に、軽く、ふれられた。



そして、死ぬ程のダメージを受けた。



僕の回復能力によって、


数秒後には、立ち上がる事が出来たが、


反撃を開始する気力がかない。



何をやっても、太刀打ち出来ない。



そう確信させるだけの実力差、


僕は、新聞男から、


それを感じ取ったのだ。



つまり、今、必要のは、


戦う事ではない。



相手の目的を、知る事である。



しかし、次の瞬間、


僕は、言葉を発していた。



「今の技を、僕に教えて下さい!」



すると、新聞男は、


「よし」と言った。



すると、その瞬間、


何も無い空間から、


突然、人が現れた。



身長180センチ?



プロレスラーとか、


格闘家を言われれば、


うたがい様の無い身体である。



そんな人間が、


突然、倉庫の中心部分。



つまり、周囲には、


壁など無い空間から、


出現したのだ。



しかし、僕が驚いたのは、


それとは、少し違った。



「十字架・・・」



僕は、以前、


ひい・お婆ちゃんの、お通夜の時、


吸血女に、血を吸われた。



その時、視界の片隅に、


十字架が見えた。



今、僕の目の前に、


その正体が立っているのだ。



間違い無い。



この人だ・・・


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