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現在、職員室。
クズ男子、通称・男子、
その母親の、通称・クズ母。
クズ母が、鼻血を出した校長に、
羽交い締めに成っている。
しかし、僕が、
暴れる感情を、消失させたので、
クズ母は、一応、
僕の話を聞いている。
登校拒否に成った2人目、
背葉さんは、盗撮の常習者だった。
無断で、人を撮影して、
無許可で、自分のSNSに、
その映像をアップしていた。
この事も、顧問弁護士に伝えている。
井野辺の件も、
背葉さんの件も、
法的に、僕は、被害者側であり、
2人は、自業自得で、
学校に来ない。
その事を、僕に責任と言うなら、
それは、侮辱ですから、
この事も、顧問弁護士に伝えます。
などと、話していたら、
警察が来た。
この瞬間、クズ母に、
新たな感情が芽生えていた。
僕には、勝てない・・・
結果、クズ母は、自分の息子、
つまり、
通称・男子の胸ぐらを、両手で掴み、
「お前のせいだあああああ!」
と絶叫して、息子を押し倒した。
それを止める警察官。
しかし、クズ母の半狂乱は、
止まらない。
結果、警官1名が負傷。
クズ母は、その場で、
現行犯逮捕された。
これで、登校拒否者が、
3人目確定である。
僕が、警察の質問に答えた後、
今後の事を考え、
うんざりした気持ちで、
職員室を出た。
すると、
お調子者の木村と、
僕と同じ小学校出身者6人と、
それ以外の7人が、
僕を待っていた。
そして、木村が、代表して、
「もし、裁判に成るなら、証言するよ」
そんな事を言った。
結果、その後、
教室での、単語帳学習者が、
増える事に成る。
僕のクラスは、
1年2組。
その中に限って言えば、
3人のクズが排除された。
他にも、クズは居る。
しかし、僕が、怖い。
その怖いの意味が、
クラスメートたちも、
理解出来る様に、成ったのだ。
そして、驚いた事に、
僕に話しかける人が、増えた。
通称・単語組。
単語帳を使い、
英単語を覚える人たちには、
仲間意識が芽生えていた。
相変わらず、
僕に対する恐怖は消えないが、
僕にケンカを売らない。
僕の仲間に、失礼な事をしない。
それを、守れば、
僕は、敵に成らない。
その事を、理解したのだ。
結果、藤崎さんと、僕の、
池上彰ゴッコを見て、
「それは、何?」と、
質問された。
だから、僕は、教えた。
自分の為に、覚えるのでは無く、
人に理解して貰う為に、
教える方法。
それを考え、試行錯誤する。
結果、その時の思考によって、
それは、経験記憶として、残る。
ところが、自分が、覚える為に、
数を繰り返した学習の場合、
それは、一時記憶なので、
忘れてしまう。
だから、池上彰ゴッコで、
相手に伝える為に、覚えて、
出来る限り、丁寧に伝える。
Youtube の、
ドヤ顔の、講師気取りの真似は、
その劣化版に成るだけ。
それでは、傲慢に、
成ってしまう。
自分は偉い。
伝わらないのは、
お前が悪い。
そんな心理が働くので、
学習効果が軽減する。
その様な事を教え、
池上彰ゴッコの、お手本を見せた。
結果、授業の前には、
前日に調べ、自分で考えた教え方。
それを使い、架空の生徒に説明する。
そんな光景が、教室内で、
繰り返された。
正直、馬鹿に見える。
しかし、クラスの大多数が、
それを行い。
定期的に、自分の教え方が、
本当に成立しているのか?
誰かを相手に、実践してみる。
この環境が出来た事で、
僕らのクラスは、
中間テストで、
驚異の成績を出す事に成った。
30人学級で、
100点が20人いるクラス。
その中には、
全教科100点の生徒が、6人居た。
みんな馬鹿なので、
東大、東大と言っている。
もちろん、僕も、
その1人である。
そして、現在、我々は、
少々困っていた。
単語帳のコストである。
1冊、80ページ。
4冊、110円。
僕たちの使っているのは、
100円ショップの、
安物である。
しかし、110円で、
320個しか、
覚える事が出来ない。
僕たちは、
単語帳学習の効果を、
実感した事で、
現在では、漢字や、
社会、理科などにも、
単語帳を使っている。
すると、数千円が必要に成る。
つまり、経済的に苦しい家庭も、
あるのだ。
そこで、担任の安田先生に相談。
僕たちのクラスは、中間テストで、
30人中、20人が、
それぞれ、どれかの教科で、
100点を、取っているのだ。
その中には、複数の教科や、
全教科で、100点を取った者も居る。
結果、担任の安田先生は、
張り切っている。
その為、安田先生が、
行動を開始した。
学校には、紙が沢山ある。
例えば、壁新聞を作る様な、
大きな模造紙。
しかし、その残りが、
黄ばんだ状態で、
残っている。
他にも、ワープロ用の感熱紙。
熱を加える事で、
文字が浮かぶ?
そんな紙らしい。
それ以外にも、ファックス用紙。
美術部の残り。
毎年の文化祭の残り。
体育祭の残り。
とにかく残っている。
そして、捨てる事が出来ない。
しかし、今回の様に、
正当な理由があれば、
それらは、使っても良い。
しかも、学校には、
截断器がある。
まな板に、ナタの先端が、
ネジ止めされている。
その様なモノであるが、
紙を10枚まとめて切れるので、
作業が、はかどる。
単語帳に穴を開けるパンチも、
業務用なので、
大量に穴が開く。
僕たちは、分業して、
単語帳を作った。
すると、それを知った2年生が、
安田先生に助言をした。




