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これは魔法の書です。  作者: わおん
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現在、放課後、


僕は、田渕に、


重度の厨二病の、恐ろしさを、


説明している。



「田渕、お前は、まだ中1だ。



だから、今は、まだ、


笑って終わる事が出来る。



しかし、このまま、


妄想を続けた場合。



この先、お前は、


痛々しい人間に成って行く。



高校に進学しても、


その事で、周囲からは、


馬鹿にされる。



しかし、それを見返す能力など、


お前には、無い。



だだの妄想癖もうそうへき・・・



だから、お前にあるのは、


人前で、無様な独り言を繰り返し、


変な動きを行い、


人に見られると、挙動不審に成る。



そんな、恥ずかしい思いだけだ。



このままで行けば、


田渕、お前は、必ず、


社会から逃げ出す。



ニートに成って、


お先、真っ暗に成る。



だから、今、自制心で、


現実を受け入れろ。



では、現実とは何か?



勉強する事だ。



意味不明な呪文を考えても、


そんなモノは、役に立たない。



でも、英単語を覚えれば、


授業が理解出来る」




僕は、一生懸命に、


その様な話を続けた。



僕は、自分自身にも、


言い聞かせていたのだ。



一方、この時、


藤崎さんは?というと、


背葉さんの方に歩いて行き、


「ちょっと、来て」


そう言った。



隣の女子に、目で何かを伝え、


そして、背葉さんを、


教室から連れ出した。



背葉さんは、


恐怖で、失禁していたのだ。



藤崎さんは、そのフォローを、


行ってくれる様である。



一方、僕は、


その事を、感情で理解しながらも、


田渕に説明を続けていた。



「英語の授業は、


単語が、読めない、書けない、


意味が解らない、


その上、それを使った文法、


そんなの解る訳が無い。



でも、次の授業で習う単語は、


教科書の次のページを見れば、


っている。



だったら、それを覚えれば良い。



その現実的な努力をすれば、


授業が、簡単に成る。



田渕、キモい・・・



そんな事を、言われている、お前が、


優等生に成れる。



それと、お前、アマチュア無線部に入れ、


魔法は使えないが、


アマチュア無線の4級免許は、


取得する事が出来る。



そして、ドローンの、


ゴーグル画面を見て、


遠隔操縦する事も出来る。



そして、ドローンを、


微調整する事も、


オリジナル・パーツを、


自作する事も出来る。



妄想の、魔法では得られないが、


ドローンは、ある意味、


現実世界の、チート能力だ。



ドローン・レーサーに成る事も、


ドローンの開発者に成る事も、


ドローンを使った、撮影者に成る事も、


現実に可能に成る。



そして、その為には、


レベルの高い学校に行け。



馬鹿高校には行くな。



馬鹿は、勉強をしない。



だから、ヒマなので、


弱者を、馬鹿にする。



つまり、馬鹿高校に行ったら、


田渕、お前の人生は終わる。



だから、厨二病は、


自制心で克服こくふくして、


勉強を頑張れ、


そして、良い高校に行け。



レベルの高い学校にも、


クズは居る。



しかし、レベルの高い学校は、


一応、全員、勉強をする。



その分、馬鹿を実行する時間が、


少ない。



それに、賢いヤツは、


自分を大切にする。



いじめで、人を自殺に追い込んだら、


自分の人生が、狂う。



その事を理解している。



だから、クズは居ても、


馬鹿を実行するヤツは少ない。



と思うが・・・



事実として、


あの宝塚歌劇団の学校でさえ、


クズが、いじめを行い、


裁判沙汰に成っている。



結果、どこに行っても、


クズは居るし、いじめはある。



しかし、田渕、お前が、


挙動不審を克服して、


勉強ができて、


ドローン・レーサーで、


コミュニケーション能力があって、


しかも、身体能力が、


高かったら?



基本的に、いじめらる可能性は、


激減する」



そんな話を、周囲の生徒も、


興味本意きょうみほんいで聞いている。



現在、放課後なので、


僕が怖いのなら、


周囲の生徒は、帰っても良い。



しかし、この後、


何が始まるのか?



田渕が、本当に、


有能に生まれ変わるのか?



それが気に成る様で、


誰も帰らず、邪魔もせず、


僕の話を聞いている。



作戦通りであった。



僕が1人で、勉強を、頑張っても、


結局は、三日坊主に終わる。



実際には、


一ヶ月か、一学期、


頑張る可能性もある。



しかし、僕にとっては、


お爺ちゃん体操の方が、


大切である。



そんな事を、口実に、


勉強を止める事は、簡単に出来る。



だから、今、僕は、必死なのだ。



僕の勉強に、


田渕と、木戸さんを巻き込む。



結果、僕は、立場上、


引くに引けない。



だから、継続出来る。



そんな訳で、


僕は、田渕を僕の席に座らせる。



結果的に、僕の隣の席の木戸さんと、


並ぶ事に成る。



では、説明の開始である。



英単語の覚え方は・・・



周囲の生徒も、


興味はあるが、


僕の怖さのレベルが、


理解出来ない。



同じ小学校だったヤツらは、


再び、あの恐怖が始まるのか・・・



と怯えている。



それが、他の学校のヤツらにも、


伝わり、僕が怖い・・・



その様な雰囲気が、


出来上がっている。



その為、誰も、近付いて来ない。



しかし、僕の説明は聞こえる。



だから、聞いている。



単語を覚える時、


「ラリルレロ」に関しては、


Rの時だけ使う。



Lは絶対に「エル」と読む。



なぜなら・・・



そんな説明を、冷ややかに聞く者、


なるほどと、受け入れる者、


僕は、それらを、記憶して行く。



馬鹿は、根本的に、


批判がしたいだけ。



正解に対しても、何か不満を言う。



そして、


合理性など無視して、


安易な思い付きを、


押し付けてくる。



そんなカスを参加させても、


邪魔なだけである。



そんな訳で、


単語の覚え方の、説明は続く。


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