表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
これは魔法の書です。  作者: わおん
1122/2486

1122

現在、僕は、病院の個室に居る。



本来、この部屋は、


手術中、家族の人が、


待つ為の場所らしい。



そんな場所で、僕は、


藤崎さんと、その両親と、


お医者さん



この4人に、


藤崎さんの、学校生活に関して、


説明していた。



「入学式の日から、


僕は、いじめと感じるレベルで、


藤崎さんに、グイグイ来られていました。



僕は、正直に、イヤである事を、


藤崎さんに伝えました。



結果、その話は、


同級生に、聞かれています。



僕は、そんな恥を感じながらも、


一生懸命に、止めて欲しい事を、


藤崎さんに伝えました。



でも、藤崎さんは、


教室で、僕に告白。



僕に断られても、


次の休み時間には、


僕をデートに誘ました。」



僕は、一生懸命に説明した。



しかし、


藤崎さんは、照れる事も、


僕は話を邪魔する事も無く、


真剣に聞いている。



だから、僕は、続けた。



「藤崎さんが、僕に告白して、断られ、


デートを申し込み、断られる。



そんな事が、


月曜日と、火曜日にありました。



だから、僕は、


藤崎さんが、変な宗教の信者で、


僕を、入信させうよと、しているのか?


そんな不安がありました。



でも、では、なぜ、僕なのか?



そんな疑問もありました。



そんな訳で、


僕の率直な思いとして、


藤崎さんの脳に、


何か、異常があるのでは?



そう感じていました」



4人は、真剣に、


その話を聞いている。



お医者さんは、僕の説明を、


メモに残している。



だから、僕も、真剣に、続けた。



そして、今日、


僕は、ここに来る時、


緊張していました。



藤崎家が、変な宗教。



そんな不安があるので、


僕には、恐怖感がありました。



万が一の場合には、


逃げる必要まで、感じていました。



ところが、そんな状況で、


僕は、ここに来る途中、


車の中で、眠ってしまいました。



僕の性格や、状況的にも、


寝るなんて、絶対にありえない事です。



つまり、藤崎さんの記憶障害と、


僕が、意識を失った事には、


何か、関連があるのでは?


と不安を感じています」



その様な事を、


僕は、4人に伝えた。



これが、どんな結果を生むのか?



僕も精密検査を、


受ける事に成るのか?



結果、僕の異常な体質が、


お医者さんに、知られてしまうのか?



この時、僕は、


ある事に、気付いた。



そもそも、ヴァンパイアに関して、


秘密にする必要があるのか?



先日の土曜日、


僕は、女の人に噛まれて、


意識を失ったのだ。



警察に届けて、


捜査してもらう様な、


出来事である。



そして、その後、


僕の体質に変化があった。



僕の責任では無い。



これを、隠す必要があるのか?



と思っていたら、


お医者さんが、


ペンを落とした。



何と、居眠りを、しているのだ。



『そんな馬鹿な!』



と思ったら、藤崎さんも、


両親も、睡魔に襲われ、


意識を失った。



『何が、起きてる!』



僕は、立ち上がり、


『回復増大!』


そんな効果不明な呪文を、


心の中で叫びながら、


部屋を出ようとした。



が、ヒザから力が抜けて行く・・・


僕も、意識を失ったのだ。



気が付くと、


『ここは、先程の、地下駐車場?』



その様に思ったが、


違う様である。



この場所は、


コンクリートの巨大な倉庫?



学校の、体育館の様な、広さである。



3ヶ所、ドアがあり、


窓が、床から、3メートルの位置に、


1つある。



しかし、光は入って来ない。



『ここは、どこなのか?』



と思ったら、


人の感情が伝わって来た。



つまり、その人物は、


僕の事を、考えたのだ。



と同時に、


ドアの1つが開いた。



しかし、入って来たのは、


人では無かった。



「うそだろ・・・」



僕は、一瞬、


これが、ドッキリの様に思えた。



そんな訳が無い。



それは理解してるが、


それを、現実として、


受け入れる事が、出来なかったのだ。



そこには、2頭の恐竜が居た。



2足歩行で、床から頭までが、


160センチくらい、


尻尾が長い。



頭から、尻尾の先までは、


3メートル程だろうか?



そんな恐竜が、僕を見た。



その後の、動きは、


見事だった。



サッカーアニメの、


連携プレー。



それを思わせる機敏きびんな動きで、


僕に接近。



そして、1頭が、


僕に襲いかかる。



と同時に、もう1頭が、


僕に背を向けた。



その瞬間、僕は、


吹っ飛ばされていた。



何が起きたのか?



僕には、解らなかった。



しかし、混乱している場合では無い。



僕は、立ち上がる。



殺し合いの状況で、


座っている、寝転んでいる。



それは、自殺行為なのだ。



格闘技の試合では無い。



相手は、恐竜なのだ。



しかし、立ち上がった瞬間、


僕の天地が、ひっくり返った。



結果、頭から、落下、


条件反射で、腕で地面に着地したが、


コンクリートの床に、


頭が、激突した。



頭から血が出ている。



しかし、僕は、1度、


殺されそうに成った経験がある。



だから、知っている。



誰も、助けてくれない。



数秒後に、助けてくれる。


かも知れない。



そんな期待で、


無意味に待機。



動かない。



それが、自分を不利にするだ。



だから、僕は、立ち上がる。



しかし、右足に、力が入らない。



右足のヒザが、


右方向に折れているのだ。



しかし、僕には、


立ち上がった。



左足1本。



それで、何が出来る訳でも無い。



そもそも、


僕の殺人練習は、


人間を相手にしたモノである。



結局、そういうモノなのだ。



練習など、役に立たない。



想定外の事が起きる。



だから、役に立たない。



それに対応する訓練など、


不可能である。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ