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護身用の武器を持ち歩いても、
万が一の場合には、
取り出せず。
必要の無い場面で、
それを、取り出し、
問題に成る。
それが、現実である。
つまり、武器など持ち歩かず、
普段は、出来る限り、
穏やかに生活する必要がある。
強さを、誇示する様な、
事はしない。
ところが、精神力の弱い人間は、
武器を持ち歩く。
そして、それに依存する。
それが無いと不安。
しかし、この現実世界で、
相手の顔面に、
金属を叩き込む。
それが、許される状況など、
まず無い。
まして、完全な、武器など使えば、
言い逃れが出来ない。
それを、使う為に、
持ち歩いていた。
そして、人を襲った。
という事になる。
相手は、素手で、
からんで来た。
「おい、チビ、何、見てんだ!」
と言って来た。
ところが、その証拠は、
残らない。
しかし、僕が、
武器を出した場合。
それで、アウト。
使ったら、
それでアウト。
相手のケガによって、
それが事実と、証明される。
本来なら、「チビ」と呼ばれ、
馬鹿にされて終わる。
その程度の、出来事なのに、
相手の眼球を破壊して、
自分の、人生を棒に振る。
結果、両親に、迷惑がかかる。
それを考えた場合、
武器など、持ち歩いてはいけない。
持っていたら、
出してしまう。
使う事を、考えてしまう。
当時、小学4年生の僕は、
必死に成って、僕を説得した。
僕には、殺される恐怖が、
残っている。
その為、気が弱く、
本当に、使ってしまいそうで、
怖かったのだ。
もし、僕が、
A母の事件の後、
武器を持ち歩いていた場合、
お調子者の木村も、
僕の武器で攻撃を受け、
大ケガをして、
僕は、加害者。
つまり、僕は、
犯人に成っていただろう。
そんな訳で、僕は、
武器を持ち歩かない。
では、レスリングを習えば?
事実、僕は、
相手を転倒させる技を、
練習している。
形振り構わず、
相手の、足を取り、転倒される。
その間、相手の打撃を、
器用に、かわす事など、
不可能である事は、
理解している。
そんな僕にとって、
我流の転倒術よりも、
レスリングのテクニックの方が、
得るモノが大きい。
それは、間違いでは、無い。
しかし、僕は、
レスリングや、柔道では、
強く成れない。
その現実を理解している。
弱者が、テクニックで、
強者を、倒す。
そんな事は、まず、不可能である。
それが、出来るのは、
伝説的人物であり、
それが、自分である訳がない。
その教室の先生にも、
先輩にも出来ない。
それなのに、僕が、
それを可能にする。
そんな訳が無いのだ。
総合格闘技で通用する柔道家は、
プロレスラーの様な、
体格の、持ち主である。
それを踏まえて、
僕は、柔道家や、レスラーに、
成りたい訳ではない。
しかし、レスリングを習えば、
レスリングの為の、
練習をする事に成る。
僕は、達人に成れない。
その理屈で考えた場合、
僕は、その教室で、弱者であり、
負ける為に、通う事に成る。
結果、練習の為に、
ケガをする。
つまり、身体に障害を負う為に、
通う様なモノである。
だから、僕は、
教室には通わない。
あれは、駄目、
これも、駄目。
僕は、逃げている。
そんな事では、駄目である。
それは、理解している。
僕は、何か理屈を考えては、
習わない事を、正当化している。
しかし、困った問題がある。
僕は、Aの家族の誰かに、
殺される。
その様な危機感を持っている。
しかし、本当に、
そんな事が、起きるのか?
そんな冷ややかな気持ちもある。
もし、Aの母親が、
隔離病院を退院して、
普通の暮らしに戻り、
それで、僕を殺しに来る場合、
前回の様に、玄関で、
待ち伏せするだろうか?
放火するのでは?
その様な可能性を考えた場合、
護身術で、対応出来る訳が無い。
つまり、僕は、
知っているのだ。
僕が行っている人殺しの練習は、
無駄なのだ。
そもそも、なぜ、
教室に通わないのか?
小柄な僕が、
現実に直面する事が、
怖いのだ。
どれだけ、頑張っても、
絶対に勝てない。
つまり、自分が弱い事を、
自覚する事が、怖いのだ。
だから、誰とも戦わず、
1人で鍛え、
自分は、強いと、
自己暗示にかける。
自己満足の為の、
健康体操。
それが、僕の必死の正体なのだ。
ウォーキング・スクワットが、
終わると、次も、
ウォーキング・スクワットである。
しかし、今度は、
ラグビー選手が、
タックルの練習に使う様な、
置くタイプの、サンドバッグ。
それを立てて、
1歩下がる。
そして、右足で1歩前に出て、
サンドバッグを、
持ち上げる様に倒す。
と同時に、右側に移動、
倒れたサンドバッグの側面に、
蹴りを入れる。
これを、左右交互で20回。
そして、4分休憩の10セット。
待ち時間に、壁に背を向け、
立った状態から、
身体を反らせ、
ブリッジの練習。
背筋を鍛える為である。
1セットに4分の休憩を必要とするので、
2種類のスクワットの、
休憩だけでも80分必要に成る。
その後、バックランジ。
後ろに1歩、下がり、
後ろ足のヒザが、地面すれすれ、
その状態で、2回バウンドする。
これを、左右交互に、20回。
4分の休憩で5セット。
これで、終わる。
僕には、持論がある。
死ぬほど練習しては駄目。
筋トレ系Youtuber の中には、
ボディービルの大会に、
参加している人も多い。
そんな中に、
サイヤマンという人がいる。
この人は、動画の企画で、
様々な筋トレチャレンジを行う。
ところが、毎回、言い訳している。
「昨日、肩のトレーニングしたから」




