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これは魔法の書です。  作者: わおん
1109/2512

1109

現在、1時間目、数学。



僕は、授業を聞かずに、


考え事をしていた。



今朝の、登校時、僕は、


自分が、ヴァンパイアである可能性、


それを、認識していた。



つまり、無意識時よりも、


明確に、周囲の意思を、


感じる事が出来たのだ。



その結果、曲がり角の直前で、


僕は、意識を集中した。



結果、誰も、僕を、


意識していない事が、


理解出来た。



ところが、曲がり角から、


直線道に出た瞬間、


僕の横には、藤崎さんが、


歩いていた。



これで、僕は、理解した。



つまり、藤崎さんは、僕を、


待ち伏せて、居た訳では、


無いのだ。



偶然という事に成る。



しかし、その場合、


5日、連続で、


その偶然が起きている事に成る。



僕の出発時刻は、


毎回、数分のズレがある。



それなのに5回連続、一致?


それを、偶然と呼ぶのか?



そして、昨日、藤崎さんは、


猫を拾った。



実際には、藤崎さんの、


お母さんが、拾ったらしい。



しかし、


中條家が、猫を飼う事に成った日に、


藤崎家も、猫を買う事に成った。



これも、偶然なのか?



そして、今日、藤崎さんは、


井野辺を倒した。



その目的は?



僕を守った?



井野辺が、僕に暴言を吐いた時、


クラスメートの一部は、


恐怖を感じていた。



僕の異常性を、知っているのだ。



僕が、過剰な反撃を始める。



その事に、


不安を感じていた。



つまり、僕の方に、


意識を向けていたのだ。



ところが、


藤崎さんは、そんな中、


僕の所に来た。



そして、まるで、


普通に歩いている様に、


井野辺に、掌底を打ち込んだ。



それは、絶妙であった。



明らかに経験者の動きであった。



その為なのか?



周囲は、藤崎さんの、


掌底には、気付いていない。



周囲の生徒は、


藤崎さんが、僕の所に行った。



そして、井野辺の横を、


通過した。



そのタイミングで、


井野辺が、貧血で倒れた。



その様に、認識したのだ。



その様に、認識させた?



そんな事が、出来るのか?



そもそも、藤崎さんは、


なぜ、僕に対して、


積極的なのか?



藤崎さんは、


異常なレベルで、


僕に対して、グイグイ来るのだ。



その目的は?



例えば、藤崎さんが、


カルト教団の信者で、


僕を入会させようと・・・?



しかし、なぜ僕なのか?



藤崎さんは、入学式の日から、


僕にグイグイ来る。



その段階で僕は、まだ、


ヴァンパイアでは無い。



もし、僕が、


ヴァンパイア化した後に、


グイグイが始まったなら、


ヴァンパイアの魅了みりょうの能力で、


藤崎さんが、影響を受けている。



と考える事も出来る。



しかし、僕が、吸血女に、


噛まれる前から、


藤崎さんは、僕に夢中だったのだ。



自慢では無いが、


僕は、可愛い。



目がクリクリしている。



そんな小柄こがらな少年。



一部の人には、人気である。



藤崎さんも、


ショタコンなのか?



ショタコンとは、


ショート・パンツ。



つまり、


半ズボンをいている様な、


幼い、男の子。



そんな男子に、


興奮する女性の事らしい。



ここは、中学校なので、


僕も、学生服の、長ズボンなのだが、


それは関係無い様である。



つまり、


藤崎さんは、ショタコンで、


僕を見て、興奮こうふんしているのか?



と都合良く考えてしまう。



しかし、現実問題、


では、数々の偶然は?



僕の自意識過剰なのか?



それらは、全て、偶然なのに、


これは、運命だ!



なとど、興奮している痛々しい人、


僕も、それと同類なのか?



こんな偶然もあるのか?



と、やはり、


僕の、無意識は、


藤崎さんとの出来事を、


偶然で解決したい様である。



しかし、本当は、怖いのだ。



真実・・・



それを考えるのが、怖いから、


偶然で解決しようと、しているのだ。



僕は、幼稚である。



しかし、一応の理性もある。



通称・厨二病の要素はあるが、


人前で、邪鬼眼じゃきがんなどと、


発言する事は無い。



その為、僕は、


自分が堕天使で、


天界側の人間であるが、


幼稚な、妄想だと理解している。



しかし、先日の土曜日、


僕は、女の人に噛まれた。



あれが、夢である可能性。



何度も考えた。



しかし、事実として、


傷の回復が速い。



そして、周囲の意思、


つまり、周囲の人間が、


僕の関して、考えている場合、


僕には、それが、


感覚的に理解出来る。



その為、木村が、絶妙な加減で、


僕を、からかい、周囲をなごませ、


教室の雰囲気を、


明るくしよと、考えている。



その事が、僕には、理解出来る。



しかし、これは、


僕の妄想かも知れない。



木村に、確認した訳では無いのだ。



しかし、僕には、


その感情を、消失させる能力がある。



もちろん、これも、


僕の妄想・・・



その可能性は、否定出来ない。



しかし、では、昨日、


死にかけていたキジ白の子猫。



その子猫に、僕の血を一滴与えた。



その結果、


死ぬハズの子猫が、


元気に成った。



その時は、それ所では無かったが、


その時の、指の切り傷は、もう消えている。



その後、子猫は、


身体を洗っても、


湯に入れても、


抵抗しない。



そして、僕の心の指示通り、


両親相手に、可愛さをアピールした。



これが、妄想で、成立する訳が無い。



と成ると、


藤崎さんは・・・?



僕が、ヴァンパイアに成る事を、


事前に知っていた?



そして、そんな僕を、


取り込む為に、活動している?



では、僕を取り込んで、


何をさせる?



藤崎さんは、


謎の組織の人間なのか?



あるいは、吸血女を、召喚したのは、


藤崎さん・・・?



と成ると、藤崎さんは、


横浜から引っ越して来た。



という事は、


家族も組織の人間?



そして、僕が、断っても、


藤崎さんは、僕とデートをする気でいる。



今度の、日曜日、


淀川の河川敷で、


ロングボードに乗るらしい。



そこで、僕は、組織に勧誘される?



断る事など、出来ないのでは?



組織とは、何だ?



何の為の、組織だ?



僕は、自分が、妄想で暴走している事に、


気付いている。



しかし、妄想で無かった場合には・・・


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