1106
現在、僕は、風呂を終え、
自室で、子猫の今後に関して、
悩んでいる。
取り合えず、テレビを着ける。
と言っても、
僕の部屋には、アンテナ線が無い。
つまり、このテレビで、
テレビ放送を見る事は出来ない。
しかし、このテレビには、
アマゾン・ファイアTV・スティックが、
刺さっている。
結果、ネット動画を見る事が出来る。
そして、非常に使い難いが、
ネットで、検索する事も出来る。
リモコンで、カーソルを動かし、
画面上のキーボードで、
入力する方式である。
その為、非常に面倒な為、
使う事など、まず無い。
しかし、今は、
そんな場合では、無い。
子猫のエサに関して調べる。
すると、牛乳は、
与えては駄目。
消化出来ない、下痢する。
などと、書かれていた。
しかし、牧場の猫が、
乳牛の乳を飲んでいる光景を、
見た事がある。
それ以外にも、驚いたのが、
猫に、鰹節や、煮干しを与えては、
いけない。
尿路結石。
つまり、オシッコを出す管に、
石が出来て、その激痛で、
死ぬ程、苦しむ、らしい。
その他にも、
基本的には、魚を与えるのは危険。
なぜなら、栄養価が高すぎるらしい。
猫は、元々、
砂漠の生き物だった為、
魚を狩って食べる事など無い。
そもそも、水が苦手である。
つまり、猫は、本来、
魚を食べる動物では無い。
その様な事が、書かれていた。
これらの情報を、
本気で信じるなら、
猫は、栄養成分を調整された、
キャットフードだけで、
育てるベキだという事である。
もちろん、煮干し1つで、
即死する訳では無い。
しかし、どの程度、影響が出るのか?
それは、猫によって、異なる為、
本当に心配なら、
一流メーカーの、キャットフード。
その様なモノを、与えた方が、
無難な様である。
しかし、では、どうする?
我が家から、最も近い、
コンビニまで、徒歩5分、
ドラッグストアーまでは、3分。
しかし、子猫用のミルクが、
売られているとは、思えない。
と成ると、コーナンのペット売り場?
自転車で15分?
両親に、何と説明する?
僕は、そんな時間に、
外出する事は無い。
僕は、過去に殺されかけた・・・
そんな経験があるので、
基本、怖がりであり、
両親も、その事を理解している。
その為、夜7時に、
僕が外出するなど、
考えられない事なのだ。
そんな両親の、心配する気持ち、
それを消失させる?
そんな事が、本当に許されるのか?
それが、正しい事なのか?
仕方が無い。
僕は、覚悟を決めた。
タオルの中から、子猫を出す。
そして、僕は、部屋着の状態で、
子猫を抱きかかえ、
普通に階段を、駆け下りる。
つまり、両親に僕の、
足音を聞かせる。
そして、玄関を出る。
そして、家の前に子猫を置く。
そして「あ、子猫だ!」
僕は、そう声を出した。
僕の部屋は、玄関の真上なので、
猫の鳴き声が聞こえて、
様子を見に出た。
という設定である。
すると、両親が、
何事か?と、
玄関まで、様子を見に来た。
そこには、子猫が居る。
そして、ここからが重要である。
僕は、心で念じて、
子猫に指示を出す。
すると、子猫が、
僕には、脇目をくれず、
僕の両親の元へと向かう。
その状況を察して、
ママが、家の外にでる。
パパも続く。
すると、子猫が、
ママに、スリスリ。
そして、パパの顔を、
じっと見る。
それにパパが反応すると、
今度は、パパの方に行って、
スリスリ。
題して、
『ネコ・ネコ・ネットワーク作戦』
である。
ネコ・ネコ・ネットワーク、
通称・NNNは、
猫を飼える人物を特定して、
その人物に、野良猫を派遣して、
飼わせる。
その様な活動を行う組織である。
もちろん、架空の話なのだが、
野良猫を飼う人の、多くは、
そんなNNNの存在を信じてしまう。
まるで、それが、運命だった様に、
偶然とは思えない段取りで、
その猫を、飼う事に成った。
多くの人が、それを経験している。
そして、今、僕は心で、
この子猫に指示を出し、
僕の両親に、全力で、
可愛さをアピールさせている。
結果、パパとママは、
思う壺だった。
もう、メロメロである。
パパも、ママも、
「この子は、野良猫」
その様に、判断した様である。
何を根拠に?
と疑問ではあるが、
この子を、放置した場合、
死んでしまう。
そんな、残酷な事など、出来ない。
その様に考えている。
結果、パパとママの、2人で、
非常に都合の良い言い分が、
次々と溢れて来る。
結果、10分後、
僕は、パパの運転する自動車の中に居た。
一番近い、ペットショップに電話をして、
今から、行きますので、
申し訳ないが、子猫用のミルクと、
必要なモノを、一式、用意して置いて下さい。
コロナの影響で、
7時半に閉店なのだが、
ママが、必死に、お願いして、
店主さんに、待ってもらったのだ。
到着した時には、
7時40分だったが、
店主夫婦は、笑顔で、歓迎してくれた。
そして、子猫の世話の仕方など、
熱心に教えてくれたのだ。
僕は、うれしくて、
泣きそうに成った。
その後、帰宅、
リビング用のiPadで、
ママが、子猫に関して、
色々調べている。
そんなママのヒザの上で、
子猫は、ヘソ天。
つまり、お腹を天井に向けて、
寝てる。
これは、無警戒。
絶対的な信頼の証し。
その様な訳で、
ママは、とても、うれしそうである。
その後、ママが、
ネットで調べた通りに、
子猫にミルクを与え。
ゲップを出す為の、
マッサージを行った。
では、名前を、何にする?




