表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/33

秘宝の本当の力9

呪いの精剣エクスカリバー。その言葉の、本当の意味は分からずとも、どこか冷めたように、理解した表情をみせるアーサー王。ローションは、そんなアーサー王に、精剣エクスカリバーが、呪いの精剣エクスカリバーと呼ばれる本当の、意味を話す。

ローション:「アーサー王、その、表情は全てを理解せずとも、何か知っているんだろう。それはそうだろう。精剣エクスカリバーを操るのは、アーサー王、君なのだから。」そう言って、一呼吸置いてから、ローションは話しを続けた。

ローション:「アーサー王が身にまとう、精剣エクスカリバー。これは、他の秘宝とは、比べものにはならない、ずば抜けた力が込められておるんだ。双頭バイブとの戦いで、それは、アーサー王、君が1番理解しているはずだよ。」ローションに、そう言われアーサー王は、双頭バイブとの戦いの時を思い出した。双頭バイブの魔法にボロボロにやられていた自分。なのに、不思議なことにも、気力も体力もなくなりかけた時に、(おのれ)の体に何かが宿った様な感触があったのを思い出した。自分の体に何かが宿った様な感触。分かりやすく言うと、何かが自分の体を乗っ取ったような感触。

ローション:「やはり、心当たりがあるようだね。君のもつ精剣エクスカリバーは、人が扱わなくとも、魔物を倒せる程の、力をもつんだ。.....いや。魔物を飲み込む。.......そう言った方が的確かもしれない。私が、秘宝を手に入れるのを諦めたというのもそれが原因なんだよ。私は、秘宝を扱えるような、君達のように選ばれた人材ではない。そんな私が、秘宝、精剣エクスカリバーを手にしたところで、........いつかは、精剣エクスカリバーの力が、強力すぎるがゆえに、殺されてしまうんだよ.......。精剣エクスカリバーは、秘宝を操る者が、魔物を倒せば倒す程力をつよくする。そしていつかは操る者ですら制御(せいぎょ)がつかないほどの力を手に入れる。.......それが、精剣エクスカリバーが、呪いの精剣エクスカリバーと呼ばれる本当の意味なんだよ。」と、ローションが言い終えた時、扉が開きバギナが部屋へと入ってきた。

バギナ:「アーサー王様。アーサー王様は、......知っておられたのですか?」と入ってくるなり、アーサー王に問いかける。アーサー王は、開き直ったようにバギナへと返す。

アーサー王:「バギナ、聞いてたのか。......大体の事は、知っていたさ。だけど、これは俺の。.......そう、ペニヌ族の長としての俺の、運命(さだめ)なんだ。」するとバギナが、

バギナ:「あなたは、自分の命が惜しくないのですか?.......あなたはペニヌ族の長である前に、1人の人なのですよ?そこまでして、魔王にこだわる理由があるのですか?」と、バギナはこの旅すらも否定するかのような、言葉をアーサー王に投げかけた。アーサー王は、そんなバギナに、

アーサー王:「バギナ、ありがとう。お前の気持ちは嬉しいよ。だけど。.......俺は、覚悟は出来てる。覚悟が出来てないなら、チブサや、バギナを旅に連れてったりしないぜ。この事は、チブサにはまだ黙っていてくれないか?チブサには、時期(たいみんぐ)をみて俺から話したいんだ。悪いな。」そう言って、アーサー王は部屋から出て行った。そして、バギナも、ローションに黙ったまま頭をさげて部屋をでていったのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ