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司令官が購入した謎の古書媒体
電子データ化すらされていない、紙の経年劣化による独特な有機臭(古書の匂い)を持つ骨董品級のどこかの惑星の紙の本。一冊の価格は「特注の弾薬5ダース分をゆうに買える(あるいは戦艦の最新主機関パーツ代)」に匹敵する天文学的なお値段。
構造:本文の横に、のちの時代に付け足されたであろう「意訳(解説コード)」が記載されている。
ハッカーによる論理分析(SF的ロジック):わずか「31文字(音)」という、極限まで制限されたリソースの中に情景や背景が完璧に構造化されて収まっている、情報伝達の観点からは極めて高圧縮で効率化された言語システム。
バグ(非効率さ)への拍車:しかし、ハッカーがその中身を解読したところ、書かれている内容は「胸が苦しい」「夜も眠れない」といった感情に関する、著しく非効率なエラーログ(恋わずらい)ばかり。さらに、限られた文字数の中に言葉の罠(掛詞や本歌取り)を二重にも三重にも重ねており、恐らく「たった一つの想い」を相手に伝えるために、作者が膨大な時間をかけて思案したであろう痕跡が見受けられ、システムとしての非効率さに拍車をかけている。
後に三十一文字の合流プロトコルのロジックを、司令官が「我が艦の絶対的な戦術(彼女を何があっても必ず救い出すという約束)」として採用した。




