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序章 2

「クロフォード侯爵令嬢は知っているかい? 最近社交界で話題になっているご令嬢がいるらしいじゃないか」


 マリアベルが王宮の図書室で勉強をしていた時、ふと軽薄な口調が世間話を振ってきた。


 顔を上げればそこにいたのはアルフレッドの乳兄弟であり世話役でもあるケイネス・フロテッドだ。


 甘いマスクに浮かべた柔和な微笑み。

 女性を狂わせるような魅力に満ちた耳障りの良い低い声。

 着崩したシャツから覗く色気のある首筋と胸元。

 ほどよく筋肉のついたすらりとしたしなやかな四肢。


 アルフレッドが咲き誇る華やかな薔薇のような男であるならば、彼は香り高い蘭のような男だった。


「……いいえ。どこのどなたのことです?」


 書き物をする手を止めずにマリアベルが問い返せば、彼は微笑みを崩さずにこう口を開いた。


「月の愛し子と言えばさすがのクロフォード侯爵令嬢でも聞いたことがあるんじゃないか?」

「ああ、テレーズ男爵のご令嬢のこと……」


 ケイネスの言葉にマリアベルは小さく呟くように頷いた。


 月の愛し子が何かと知るにはこの国の創立に関わる伝説を紐解くことになる。


 かつてこの世界は強大な力を振るう魔王に脅かされていた。

 山を砕き大地を割るような森羅万象を操る力を持ち、凶暴な魔獣を数多に従えてたくさんの人々を虐殺し続ける魔王を倒すべくひとりの勇気ある若者が立ち上がった。


 この勇気ある若者を助け、導いたのが月の愛し子と呼ばれる娘だった。

 月の女神の祝福を授かったとされる彼女は人智を超えた力……魔法を操って若者を支え続け、ついに若者と共に魔王を討ち果たすのだ。


 この後、勇者と呼ばれるようになった若者と月の愛し子は結ばれてひとつの国を起こした。

 それがこのエステリアス王国である。


 月の愛し子の体には三日月のような紋様の痣があったという。

 そしてそれはその子らに魔法の力と共に受け継がれていたと聞く。

 残念ながら代を重ねるごとに魔法の力は衰えて、三百年ほど前の記録を最後に痣も魔法の力も失われてしまったようだが。


 現に今の国王も王太子であるアルフレッドにも痣はないし、魔法の力は持っていない。


 しかし、つい最近になってその三日月の形に似た紋様の痣を持つ少女が現れたのだ。

 それがテレーズ男爵が迎えた養女。


 噂によると子供に恵まれなかったテレーズ男爵夫妻の屋敷の前にひとりの妊婦が倒れていたとのことだ。

 まだ微かに息のある妊婦を介抱したものの、その努力は虚しく妊婦は赤子を出産するとそのまま息を引き取った。

 テレーズ男爵夫妻はこれも何かの縁だと生まれた赤子を自分たちの子供として育てることにした。


 その時に赤子の胸元に三日月のような痣はすでにあったが、彼らは変わった痣があるくらいの認識で特に気に留めなかった。

 だからここ最近まで彼女が月の愛し子を継ぐものだと誰も気が付かなかった。


 家族旅行に出ていたテレーズ男爵一家の馬車が魔獣に襲われるという事件が起こるまでは。


 御者は食い殺され、妻子を守るために剣を取ったテレーズ男爵も重傷。

 あわや一家郎党惨殺の危機の瞬間、テレーズ男爵令嬢の祈りが奇跡を起こし、魔獣を退けたのだ。

 その奇跡とは祈りが光となって空に走り、豪雷として魔獣へと降り注いだのだという。


 そこから彼女は月の愛し子として噂となり、胸元の痣のことも知れ渡った。

 噂が噂なだけに王国も大慌てで古の文献と彼女の痣を照らし合わせて検証をすると、彼女の痣は文献に残る月の愛し子の体にあった痣と見事に一致したという。


 以来、彼女は噂の的となっている。


「……気には留めていますが、真偽が不確かなことなのでわたくしからは何とも言えません」


 痣が古の文献の記述と一致したことは真実と認めるが、彼女が魔法という奇跡を起こしたという噂には首を傾げざるを得ない。

 先にも述べたように魔法という力は失われて久しく、文献の中にしかないようなもの。そもそも本当に魔法はあるものだったのか、それすらも曖昧になっている。


 彼女の奇跡をはっきりと目撃したのは瀕死のテレーズ男爵と魔獣に恐怖するテレーズ男爵夫人しかおらず、彼女自身どうやって奇跡を起こしたのかわからず再現することができていない。

 そのためにあるものは娘を売り込むための荒唐無稽な作り話だと一笑に伏して、あるものは恐ろしい目に遭ったがための妄想だと同情する等信じていないものも多い。


 マリアベル自身も信憑性を疑っていた。


「さすがクロフォード侯爵令嬢はリアリストでいらっしゃる」

「貴方は彼女が本物とでも?」


 軽薄にからかうケイネスへマリアベルは問い返す。


「いいや。でももし本当ならばロマンがあるじゃないか」


 クスクスと笑うケイネスはそう言って煙に巻く。

 とはいえ、この男も王太子の世話役である側近だ。


 軽薄な顔の下に思慮深さとアルフレッドへの厚い忠義を隠し備えた、信の置ける男だとマリアベルはわかっている。

 彼もまた月の愛し子の奇跡の噂を頭から信じているわけではないだろう。


「まあ、でも……」


 と、ふとケイネスが軽薄な微笑みとは質の違う、穏やかで微笑ましげな笑みを浮かべた。


「あんな子ウサギちゃんが本物の月の愛し子だったら危なっかしい事この上ないな」


 珍しいこともあるものだ。


 思わずマリアベルはケイネスの顔をマジマジと見つめる。

 王太子の世話役として対人に置いて特に慎重さを心がけているこの男がまるで親しい年下の家族を前にした時のような優しい顔を見せるなんて。


「? どうした? 俺に見惚れて」

「…………いえ、貴方はテレーズ男爵令嬢とお会いしたのですね。どのような方でしたか?」


 すっかりいつもの調子に戻ったケイネスの軽口は流して、マリアベルはそう会話を続ける。


 すると彼は立板に水を流すように彼女と出会った時のことを話してくれた。

 口調や表情はいつもの軽薄な調子ではあったけれど彼女のことを好意的に見ていることは間違いなくて、マリアベルは内心少し驚いた。

 歳の頃よりもずっと大人びているケイネスだが、中身は気になる少女ができてはしゃぐ年頃の少年だったということだろうか。


 この時、マリアベルはこのケイネスの意外な様子のことが気になった程度で話題のテレーズ男爵令嬢に対してはあまり気には留めていなかった。



 ・ ・ ・ ・ ・



「まったく何なのかしら、あの身の程知らずの貧乏娘は!」


 ケイネスから月の愛し子の噂を聞いてから数ヶ月後のこと。

 日々の忙しさに忙殺されてテレーズ男爵令嬢のことなどすっかり忘れていたマリアベルへ、すっかりおかんむりになったダリアが口火を切った。

 午後の優雅な茶会の雰囲気などいっぺんで吹き飛ぶほどのダリアの勢いにマリアベルは小首を傾ぐ。


「いかがされましたか、ダリア様」

「テレーズ男爵令嬢のことです! お義姉様は聞いておりますか!?」

「噂だけならば」


 あまり積極的に噂を収集しないマリアベルでも彼女の話はやはり何かの拍子に伝え聞く。


「今は王宮の一室に居を移して魔導院の方に通われているそうですね、魔法の再現と検証のために」

「そんなことはどうでもいいの! お義姉様は知らないの? あの貧乏娘、事もあろうにヴォルテール様に色目を使ったりベタベタと纏わりついていらっしゃるの!」

「まあ……そうなの?」


 キィィィ、と悲鳴にも似た金切り声をダリアが上げた。

 マリアベルが上品に驚いて目を丸くすれば、ダリアだけでなく共に茶会を囲む令嬢たちからも口々にテレーズ男爵令嬢の不満が飛び出す。


「本当のことですわ、私も見ましたもの。婚約者であるダリア様を差し置いて自分が恋人だと言わんばかりの距離感に私、眉をひそめましたわ」

「私はケイネス様にエスコートされているのを見ましたわ。王宮内で迷子になったと言ってましたがどこまでが本当なのだか」

「王太子殿下に対しても馴れ馴れしくしていらっしゃるのよ、あの方。王太子殿下の厚意に無遠慮に甘えられるあの厚かましさは何なのかしら」


 令嬢たちの不満はまだまだ飛び出す。


 若くして魔導院の院長まで登り詰めた稀代の天才と二人きりでいただとか。

 猛牛の異名を持つ雄々しい騎士団のルーキーに姫抱きで運ばれていただとか。


 彼女は見目の良い男と見れば婚約者がいようとお構いなしに飛びついて誘惑している。色んな男に色目を使う姿はまるで売女のようだ、とすっかりテレーズ男爵令嬢への悪口で盛り上がってしまった令嬢たちの会話に圧倒されてしまったマリアベルはただ閉口したまま大人しく聞く。


 ケイネスから聞いている子ウサギのような騒がしくも愛らしいテレーズ男爵令嬢と、彼女たちが話すふてぶてしい男好きなテレーズ男爵令嬢の印象があまりにも乖離していて、実態がわからなくなる。


「お義姉様も気をつけてくださいませね」


 と、テレーズ男爵令嬢の人となりを想像していると、ふと顔をしかめたダリアが忠告をしてきた。


「あの貧乏娘、男に取り入る手腕は相当ですから万一、王太子殿下が絡め取られぬようご注意を」

「……そうですね、気をつけます。忠告ありがとうございます、ダリア様」


 彼女の言葉にマリアベルは相変わらず練習の成果が出ない下手くそな笑顔で返した。


 そう、その日にせっかくダリアや他の令嬢たちから忠告を受けたのだが、残念ながらそれはすでに遅すぎるものだった。



 ・ ・ ・ ・ ・



 楽しくもかしましい茶会を終えたその日の夕時。

 夜会の時間より少し早い時間に王宮を訪れたマリアベルはアルフレッドへと挨拶をするために彼の元へと向かった。


 彼は珍しくダンスのレッスンを行なっていいという。

 その際、そのことを告げる使用人が言いにくそうに口籠っていてマリアベルは不思議に思ったのだが、ダンスレッスン用の部屋の扉を開いてその疑問は氷解した。


「きゃ……!」

「っ! まったく本当に危なっかしいな、アリスは」


 見知らぬ少女がおぼつかない足取りでつまずき、マリアベルの目の前でアルフレッドの胸に飛び込む。

 肩のあたりで切り揃えた栗色の髪は細く艶があり、まるで絹糸のように揺れている。

 アルフレッドに抱き止められた肩は彼との体格差も相まってことさらに細く華奢に見えた。

 襟の詰まったドレスはフリルとレースで飾られた少女らしい清楚で可愛らしい形。それがまた少女の可憐さを際立たせている。


「ごめんなさい、また転んじゃった」


 ふと抱き止められていることに気がついたように少女がはっと頬を桃色に染めて、アルフレッドを見上げて困ったように笑む。その表情がまた可愛らしい。

 彼女の顔を見入るようにアルフレッドが少女を見つめ返している様子に気がついて、マリアベルはようやく我に返った。


「アルフレッド様」


 声をかければ二人はようやくマリアベルに気がついてハッとこちらを振り返って慌てて離れた。


「……予定より早く登城が叶いましたので、ご挨拶に参りました」


 この状況に対して何と言ってよいのかわからなかったマリアベルはひとまずスカートをつまんで挨拶をする。

 どんな感情を乗せてよいのかわからないまま口に出した挨拶は自分でも思っている以上に無感情で淡々としていた。


「……そうか。ご苦労だった」


 淡々とした挨拶を受けてアルフレッドが少し気まずそうに目を逸らして答えた。


「アルフレッド様、そちらの方は?」


 自分から尋ねておいて、見知らぬ少女が誰なのかは予感があった。


「ああ、彼女はアリスティア・テレーズ男爵令嬢だ。名前くらいはお前も知っているだろう?」


 ああ、やはり。

 予感通りの名前にマリアベルは二人に悟られないように小さく息をついた。


「アリスティアです。よろしくお願いします」


 少女がぺこりと頭を下げる。

 貴族淑女のカーテシーとは違う。使用人や庶民がするような、膝は折らずに代わりに腰を深く折る挨拶だった。

 彼女の不思議な仕草を訝しく思っていれば、アリスティアと名乗った少女がこう尋ねてきた。


「それであなたは誰なの?」

「……わたくしはマリアベル・クロフォード。アルフレッド様の婚約者です」

「ええっ!?」


 たくさんある肩書きの中でそれを選んだ理由はマリアベルにもわからない。昼間の茶会でダリアたちに忠告されたから、牽制のつもりで出てきたのかもしれない。


 アリスティアはマリアベルの言葉に大袈裟なまでに驚いて、アルフレッドを見上げた。


「アル様の婚約者! すごくきれいな方なのね!」

「……顔はいつも暗いがな」


 やや興奮気味にマリアベルを褒めるアリスティアにアルフレッドが軽く鼻を鳴らす。


 なるほど。これはダリアとはじめとする令嬢たちの顰蹙を買うわけだ。


 アルフレッドの態度はいつものことだからさておいて、問題はアリスティアだ。

 爵位が一番下である男爵家の令嬢だというにも関わらず身分の高いものへの言葉遣いも態度もなっていない。

 何より目の前の男の婚約者への配慮がまるでなっていない。


 アルフレッドが許しているのだろうとはいえ婚約者の前でさも親しげに王太子のあだ名を呼ぶのは無神経だし、先の言葉だってマリアベルのことを褒めているようでマリアベルを通り越してアルフレッドに言うのも意味がわからない。


 何よりうっかりとはいえ人の婚約者の胸に飛び込む姿を見られて謝罪もなく、悪びれもしないのはどういう了見なのだろう。


 いや、そもそもあれは本当にうっかりなのだろうか。うっかりを装っているだけで本当は故意にしたことなのでは。


 と、そこまで考えてマリアベルはむくりと沸いてしまった彼女への悪い感情を恥じた。


 昼間の茶会で聞いた彼女の悪評が尾を引いているのだろうか。

 それとも嫉妬しているのだろうか。アルフレッドは自分にあだ名で呼ぶことを許してくれたことはないし、彼女のように親しく接してくれたことはない。


 沸いた感情から一歩退いてマリアベルはアリスティアを見つめる。

 可憐で可愛らしい外見に溌剌とした明るい表情。小動物のような愛くるしい彼女は確かに少々無神経なほどに気安いが、裏を返せばそれだけ人懐こい性格なだけともいえる。


「ねえ、マリア……あ、マリアって呼んでいい? マリアは今日の夜会はどうするの? やっぱりアル様とダンスを踊る? いいなぁ、私ダンス下手くそだからホールで一緒に踊ったらアル様に恥かかせちゃうと思うの」

「そうだな。ステップを間違えたお前に何度足を踏まれたことか」

「やだ、これでも最初の頃よりは減ったじゃない。まあ……最近は足踏まないように気をつけてたら転ぶことが増えちゃったんだけど……」

「まったくどれだけ俺に迷惑をかければ気が済むんだかな、お前は。このままだと誰ともダンスを踊ることができないぞ」

「アル様ひっどーい!」


 ぷくりと膨れるアリスティアにアルフレッドが意地悪に笑いかけている。


 誰が見ても気の置けない仲の良さを見せつけられたマリアベルはただ静かに二人を見つめた。


 心の内側がじわじわと不快な感情が侵食してくるような感覚がする。

 嫉妬。それから疎外感だろうか。

 二人の間にマリアベルが入り込む隙間はなく、完全に蚊帳の外だ。

 そんなこと慣れっこのはずなのにじわじわと侵食してくる不快感の正体がわからず、マリアベルは軽く目を伏せた。


「……テレーズ男爵令嬢」


 小さなため息と共にアリスティアを呼べば歓談していた二人がハッとマリアベルを見た。

 マリアベルは目を開け、二人を真っ直ぐと見据えて告げる。


「歓談に水を差すようで申し訳ありませんが、どうか身の程を弁えますよう。貴女は男爵令嬢、その態度は目に余ります。王太子殿下が如何様に伝えていようとも他者の前では相応の振る舞いをお願いいたします。そのままでは社交界の爪弾きになりますよ」


 不快な感情の正体はさておいて、今の二人の仲が目に余ることだけはわかる。


「え、あ……でも……」


 マリアベルの淡々とした諫言にアリスティアが戸惑うようにアルフレッドを見た。

 アルフレッドも顔をしかめ、口を挟もうと口を開く。


「アルフレッド王太子殿下も」


 その前にマリアベルが彼へと告げる。

 彼に自らの立場を意識させるつもりで王太子殿下の肩書をわざと強調し、こう続ける。


「婚約者の目の前で他の女性と仲睦まじくするのはいかがなものでしょうか。貴方は未来の国王。故に他人の目が常について回ることを心得てください。つまらぬ醜聞などに煩わされたくはないでしょう?」


 淡々と告げるマリアベルにアルフレッドは一度開いた口を閉口させた。

 マリアベルの言葉に耳を傾けている様子に、マリアベルはもう一度アリスティアを見る。


 諌めたにも関わらず、アルフレッドに縋りつくようにして影に隠れて怯えるアリスティアを見て小さなため息をつく。


「テレーズ男爵令嬢との距離感を間違えれば、彼女自身にも害が及ぶこともお忘れなきよう。王太子殿下はご存知でしょうか? 今、流れている彼女の噂について」

「………いや」

「随分とひどいものですよ。でもそう噂されるのも致し方ありませんね。わたくしを前にしてもあまりの配慮不足に眩暈がする思いですから」


 首を振るアルフレッドへマリアベルはそう言葉を締めた。

 痛いほどの沈黙が彼らを取り巻いて、それからやがてアルフレッドが重々しく口を開いた。


「……お前の忠告は気に留めておこう」

「ありがとうございます。それではわたくしはこれで。また夜会でお会いしましょう」


 気に留める、と口にしたにも関わらず、彼は寄り添うアリスティアを振り払わない。

 これ以上の言葉は無意味だと判断したマリアベルは踵を翻した。


「……こわーい………」


 部屋を出る直前、ぽそりとアリスティアが呟くのが聞こえた。

 その言葉に対してアルフレッドが軽く諌める様子が伺えたが、これ以上あの二人を見ていられないマリアベルは足早にその場を立ち去った。

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