31話 頼み
「麻刀君起きてー!」
朝。月曜日。
学校だ…。
「ん…?真結か…?」
「おはよう麻刀君!学校まで一緒に行こー!」
「まだ2時間位早いんだけど…。もうちょっと寝てたい…。」
「そんな事言ってないでほら!」
されるがままに起こされた。というか、もう俺の部屋に勝手に居ることになんの疑問も無くなってきている。
そこら辺、ちゃんと言っておこう。
「じゃあ私は麻刀君が家から出た時にまた来るからー!」
そう言って自分の家へワープで帰って行った…。
なんて奴だ。
「いってきまーす!」
朝ごはん等を諸共済ませ家から出るとそこには真結の姿があった。
「じゃあ行こうか!」
真結は俺の行動を把握している様だ…。
なんだかだんだん面倒になってきてしまっている。
実際、俺はこんなに思って貰っているんだから幸せなのは分かる。でも、少し重いな…と…。
「あの、真結?」
「何?麻刀君。」
ここはちょっと言っておくべきだな。
ずっとこのままでも俺が大変だ。
「ちょっと前から気になってて、今日の朝もなんだが…」
「どうしたの?」
「真結、俺の生活にまで干渉しなくてもいいんだぞ?」
「えっと…どういう事かな…?」
「朝は、毎回起こしに来なくてもいいって事だ。そこまで手間を掛けさせる訳にもいかないしな。」
「麻刀君はあまりそういうのは好きじゃなかったかな…。」
なんだか真結が寂しそうだな…。
やっぱり言うのは悪かったかな。
でも言わないとずっとこの状態が続くし…。
「まあ、俺を思っての事だと思うと俺は嬉しいから!でも、真結も大変だからそういう事でな。」
「麻刀君がそう言うなら…。」
話は無事に解決した。
学校に着き、教室へ入ると咲間と会った。
「おはよう麻刀ー。と、宮代さん…。」
「おお、咲間、おはよう。」
「おはようございます。」
なんか咲間が真結に対して妙な反応してるな…。
すると教室にいたクラスメイト達が突然に真結の所へ集まってきた!
みんなどうしたんだ!?




