25話 放置プレイ
そして近くの交番へやって来た。
この交番のおじさんはよく登校の時とかに挨拶をしたりしていて顔見知りみたいなものだ。
いや、俺が一方的にそう思ってるだけかも。
挨拶以外で会話とかした事ないし。
と、どうでもいい話はさておき、交番で行方不明の女の子を見つけたと言おう。
ん?なんか言い方とかあるのかな…?
それとも手続き?
簡単に入って行っていいの?
交番の利用が全く無い俺は何をすればいいのか、根本から忘れてしまいそうになった。
「で、交番に来たけどどうすんの?」
結局、出てきた言葉はこれだった。
「いや、麻刀君。そりゃ行方不明者見つけたって話をしに行けばいいんだよ?一緒に行こうか!」
「麻刀、なんか抜けてる所あるのね…。」
交番に3人で入ってみる。
すると!真結の声で
『小さい女の子を2人で連れてるってなんか夫婦みたいだね!』
と、聞こえた!
しかし!真結の口は動いてない!!
真結…!まさか脳内に直接…ッ!
「どうしましたか?」
うおぉ!?
あ、交番のおじさんだ。
真結の脳内放送があって、おじさんに凄い驚いちゃったよ…。
「すいません。行方不明者の女の子を見つけたんですけど…。」
「本当ですか!少々お待ちください!」
お、なんか緊張感でてきた。
交番のおじさんが何かしてる間に真結に脳内に直接語りかけた事について話そう。
「真結、そんな事も出来たのか…。」
「えへへー凄いでしょ!これって傍から見たら分かりにくい能力だから手に入れられたの奇跡的なんだからね!」
「2人は何の話をしてるの……?」
真結は見た能力じゃないと手に入れる事が出来ないから、こういう類いの能力はレアに入るんだろうな。
てか、俺にしか聞こえてない事の話してるから彩が話についてこれないだろ。
どうせなら彩にも聞こえるようにしとこうよ…。
「よし、これからはやめるんだぞ。」
ビックリするし、なんか気持ち悪いからな。
「え!?麻刀君と2人っきりの会話ツールだと思ったのに!!」
「だから何の話をしてるの…ねぇ麻刀?真結?」
2人っきりの会話ツールって、俺が一方的にメッセージを聞くだけだろ…。
そして彩を放置しないでくれよ。
おじさんも俺達を放置しないでくれ…。
「あの、すみません…」
そんな話をしてるとおじさんが何やら深刻そうな顔をして戻ってきた…。




