21話 真面目か!
道路には車も走っているし、きっと成功したんだ!
「やったぞ真結、彩!成功だ!」
「そんな感じだね!麻刀君!彩ちゃん!」
「う…動いてる…!凄い!遂に戻ってこれたのね!」
俺達はすぐに帰ってこれた感じだけど彩は何年もの間、1人でいたんだもんな…
なんとか助けられてよかったよ!
「でも彩が元居た年じゃないのは困ったな…」
「でもずっとあのままよりはましだからね。ありがとね!麻刀と真結!」
「てか、その長い髪なんとかしないと凄い目立つぞ…」
「あ!そうだよね!」
彩は長い髪を素早くまとめる。
「そういえば今は何年なの?」
「2017年だけど?」
「え…!そんなに経ってたのね…」
「彩ちゃんは何年から時が止まったままだったの?」
「私は1982年生まれで、時が止まったのは12歳くらいだったんだけど…」
「「えぇーーーーーーー!!!」」
「麻刀も真結も息ぴったりね!」
「そもそも初めからこの方法で時間差を知ればよかったよね…」
「結構衝撃的だったけど…」
「私もよ…。体感よりも時代が進んでたから…」
「やっぱり…彩……さん?」
「彩でいいわよ!!」
ちょっと困り気味に怒鳴られた…
「見た目は幼い子って感じなのにな…」
「まあ、時間が止まったところから成長してないんだから仕方ないでしょ…。あんまりガッカリしたようにいわないで!」
別にガッカリしたように言った訳ではないのにな。
「彩ちゃん、一応大人用の知識は?」
「時が止まってる間は暇だったし、時が動き出していきなり急成長した時の為に高校3年くらいまでの勉強とかは済ませてあるわ。」
「えぇ!凄い!」
いや真面目か!!
それにしても、時間が止まったのから解放されたし、早く家に戻りたいところだけど、このまま彩を放っておく訳にもいかないよな…
「で?彩は大丈夫なのか?」
「まあ、周りの背景が違うけど、元々住んでた場所に行ってみるしかないからね…」
「じゃあ私が手伝おうか?」
真結ならワープ出来るし簡単に済みそうだな!
ナイスだ真結!
「そういう事なら俺も手伝うよ。」
「なんだか色々とありがとうね…。」
「じゃあとりあえず、場所を簡単に教えてください。そこにワープしますから。」
真結がスマホで地図を見せて確認する。
スマホを初めて見る彩は相当びっくりしているようだ。
結構時間はかかったが、なんとか地図と彩の記憶で場所を割り当てた。
「じゃあここかな?でもここって…」
「俺の家のすぐ隣だな…」
「え!?そうなの!?」
結構びっくりだよこれ。
今でもちゃんと彩の帰りを親は待っているのか…?てか家はあるのか…
「ま、まあワープしてみましょ…」
そして俺の家のすぐ側に3人でワープしてきた…




