黒猫VSカメリア
「椿副会長…」
「あ、木村さん。どうかしました?」
「少々よろしいですか?」
「今すぐでしょうか?少々仕事が溜まっておりまして…」
「まぁ、こちらもすぐ終わる話ですし、なんならここでしてもいいですよ?…カメリアさん?」
「そうですね…少し場所を変えましょうか」
やっぱり学園には知られたくない秘密。
私と副会長は場所を移動し、空き教室に来た。
「ふふっ…ギンから何か聞いたんですか?」
「いえ、ギンが族潰しだったってことを聞いたくらいで…椿副会長…なぜカメリアと言う名が?」
「私も聞きたいですね…ギンとあなたの関係を」
「ただの友人ですよ」
「そう…」
まだ疑っている瞳。
「僕とギンでは釣り合わない、と?副会長も人を見た目で判断する人だったんですね」
「いえ…これは失礼。じゃあ木村さんも一緒に族潰しを?」
「まさか。言ったじゃないですか。昨日ギンが族潰しだったって聞かされた、と」
それより…。
「いつまで仮面を被り続けるんです?椿副会長サマ」
「仮面?」
「ずっと違和感があったんですよね…その言葉と笑顔。ニセモノでしょ?何者なの?」
「はははっ!」
今までの椿副会長とは思えない程大きな口を開けて、大きな声で笑う副会長。
「何者だ、お前」
やっと現しましたね、本性。
「お前こそ何者だよ?木村 澪」
本性現したのはいいけど
ここまで変わるか?普通…
「僕が質問してるんです」
「何者かって?crashって知ってるか?」
crash…どこかで聞いた名前
「crashは、ここの生徒会長…壱華が総長の暴走族だ。俺はその副総長兼情報屋」
なるほど、カメリアはラテン語で椿。
crashのカメリアは椿副会長か。
「さて、私は質問に答えましたよ?今度は私の番です。お答え頂けますか?」
わざとらしく”表向き”の副会長の話し方だ。
「僕が何者か…。僕はただの外部からの編入生。152cmの男。シ…ギンとは僕が中学の頃出会っただけだ。僕は族とは関わりない」
「何を隠している?」
「隠す?」
「言っただろ?俺は情報屋だと。もちろん調べたんだお前のことは。」
「ふーん…?」
「なにも出てこなかった。編入書類に書いてあること以外は。家族構成、父母と4人姉弟。中学も学校のことのみ。交友関係が全く出てこなかった。」
「ぼっちだったんだよ」
「情報屋を舐められちゃ困るよ。ギンとは中学に知り合ったと言ったな。情報屋はその情報すらも手に入れるのが役目だ。"一般生徒"が情報屋に探せない情報など無いはずだ。」
「ははっじゃあ僕にも情報屋がいるのかな?」
ふざけて笑ってやった。
「…じゃあ、あいつらとの関係は」
「あいつら?」
「うちの会計と書記だよ。有栖川 雪と宇佐見 青空。あいつらだって…「俺らと澪は中学の頃に会って以来仲良いだけだよ」!?」
突然、副会長の話を遮ったのは
雪だった。
「ふくかいちょー。その話は澪にしないでよ。まだ話してないんだから」
そういう青空…
その話?まだ?
「これでわかっただろ。澪は関係ねぇんだ」
「それに僕ら言ったよね?雪も僕もギンも空もあんたらには手を出さない代わりに”大切な人”には手を出すな、って」
なんの話?
「でもお前らの大切なやつはナオってやつじゃ!?」
「こいつも大事なの」
「もー澪、こんなのと居ないで早く帰ろ?」
こんなのって仮にも同じ生徒会…




