黒猫とナオと澪の関係性
「じゃあ…まず、”ナオ”って名前は?黒猫との関係は?」
いきなり質問したのは意外にもハルカだった。
ハルカもいつもと違いスラスラと言葉が出ている。
「なに、ナオの前だけ猫被ってんの?」
少しバカにしたようなハチ。
「違う。黒猫の前だと言葉選ぶの大変」
「つまり、ナオの前だけいい子ちゃんで居たいんだろ?猫被ってんのと同じじゃん」
「はっ!お前らも変わんねーだろ。澪が聞いてないだけで態度が変わる書記と、澪だと気づかずに”ナオ”を侮辱されて澪を殴ったやつ」
ハチの言葉に言い返す晶。
「殴った…?ナオを?」
その言葉に食いつくシキという男。
「し、シキ!違っ…これはっ」
ガシャーンッ
近くにあった椅子を蹴り飛ばすハルカ。
「んなことどうでもいいから質問に答えろ」
「店の備品壊したら弁償ね」
と遥さん。
「あーなんだっけ?ナオって呼び名?それはシキが付けたんだよ。ナオは自分の名前が嫌いだったからって名付けたの。」
とハチが答えた。
「でも、なんでナオ?」
と瑠伊が聞くと
「なんとなく」
とシキから返ってきた。
「黒猫って名前は単なる黒猫に似てたからだよ」
「空が柴犬、シキが狼、青空がウサギ、雪がリス、そしてナオが黒猫」
説明してるところ…
「んん~…」
澪の目が覚めた。
「はよ」
シキが声をかけると
「あっ!醤油!おつかい頼まれてたんだっ!」
「醤油なら買ってきたよ!ほら、帰ろ?」
笑顔のハチと…何故(何故)か静かな空気。
なにがあった。




