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黒猫VSセフレ
とある噂で学園内は騒いでいた。
『松村 瑠伊がセフレを全て切った』
そして、何故か私は呼び出されている。
「瑠伊くんが相手をしてくれなくなった」
「…そうですか」
だからなんだっ!?
「瑠伊くんはあんたに言われたからって言ってた!余計なこと言わないでよ!!瑠伊くんに告っても叶わないから、心がダメならせめて身体だけでもって思ってたのに…」
この子の顔は真剣で…本気で瑠伊が好きなんだ。
「瑠伊くん、今では口すらきいてくれないんだよ!?あんたのせいで!」
泣きながら睨んでくる。
「余計なことかもしれないけど、間違えたことはしてない。あなたも気づいてるでしょ?身体を重ねることに愛情は無くて、どんなに想っても瑠伊からしたらただの欲望のはけ口だって」
「それでもっ…」
「だから、周りが更生させて、ちゃんとあなたの気持ちに気づかせないと」
「でもそれじゃ…」
「叶わないか、なんてわからないじゃん。叶う叶わないの前に、自分の気持ち押し殺すの辛くない?」
私がどうこうできるわけじゃないけど、セフレを自分から作って自分から切って、口をきかない?
ちょーっと、自分勝手過ぎるんじゃない?瑠伊くん。
その子の頭を軽く撫でて私はその場を去った。




