表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫は静かに姿を消した  作者: 神梛 那央
52/82

寒がり男の悩み


ーrui sideー



俺は今日も木の上にいた。


ここは誰にも邪魔されない。




俺はバイセクシャルだ。


さっきも男に告られた

ちっちぇー男。

真っ赤にして「好きですっ」て

「可愛いね」って囁いてやれば

嬉しそうに笑った。

そしてキスをしてやった。



でもこれは「俺もだよ」って

答えじゃない。

「好きになってくれたお礼」



望むならセックスだってしてやる。



そこに愛なんてものはないけど



恋?愛?なにそれ?

恋をしたから俺に告ってくる、

でも俺にはその恋が理解できない。


だって、そんなの一時的なものでしょ?


いつか冷めるのものに、なんでそんな熱くなるの?



意味わかんない。





翌日。


俺はまた今日も木の上に居た。



もう寒くなってきた。



そしたらあの子が来たんだ木村(きむら) (みお)



男なのにちっせーし、女みたいな顔をしてる。

けど芯はしっかりしてる不思議な子。


最初は(あきら)のお気に入りで俺も面白い子だな、程度だった。



からかうのが面白くて


だからついいつものように冗談を言ったんだ。


「抱き合えば暖まるよ!」って


そしたらあの子はいつものように冗談やめろって言うんだ。


だから、代わりにいつものようにセフレの1人に電話して今夜、”暖まる”約束をした。


そのまま去ろうとしたあの子が足を止めた。



そのまま自分は関係ないって去ればいいのに、本当お人好しというか…面白い子。



俺は電話の相手を説明して、少しお話しをした。

「寒いね」って。


そしたらあの子は


「外に居るからだろ、外にいるのは誤魔化(ごまか)すためで言い訳にしてるだけでしょ?本当は外じゃなくても寒くて、寒いのは身体じゃない…心でしょ?」って



セフレに関しても


「セフレなんて、ヤって終わりなんて、終わったら(むな)しくならない?余計さみしくならない?」


そう言われて思い出した。



確かに愛のないセックスなんて、ただ欲望を満たすだけで何も満たされない。


終わったら終わり

余韻(よいん)なんて()らない


()りたければ勝手にしろ

出て行くなら勝手に出ろ


俺に残るのは(むな)しさとさみしさ


満たされるはずが余計満たされたくなる



これが寒い理由?




ーrui side endー





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ