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猫は静かに姿を消した  作者: 神梛 那央
38/82

黒猫が抱くハチ公への恐怖心








「いってー!ジュリさん…もっと優しくしてよー」



「その前に女の子なんだから顔に傷つけるんじゃないわよ!」



ジュリさんとはこの学園の保険医だ



この学園を紹介してくれた(はるか)さんの知人で、私も前から知っている。




「んで、そのハチってのもあんたを探してんの?」


「ん。でも、私初めてみた…あんなハチ」



ハチ…本名は(クウ)


私やハチの仲間にはバカみたいにうるさくていじられてて、いつも…いつも笑っていた




笑顔のないハチ…









こわかった




私たち以外には

いつもあんななのかな…






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