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猫は静かに姿を消した  作者: 神梛 那央
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黒猫とメイド服

暑苦しい夏も過ぎ

気づけば涼しい秋がきた。


体育祭の後は学園祭があるみたいで

最近の学園内は騒がしい。






「はい?」



私は奈美の言葉に耳を疑った。



「だーかーらー!みーくんはメイド服着るの!!」


「はぁ!?」




なんで私が急にメイド服着る話になってんの!?


「あー、言っとくけど、急じゃねーぞ?昨日の朝のSHRで話したからな」



久々の登場の早川(はーやん)



「昨日のSHRとか聞いてないけど!?」


「お前居なかったからな」



い、いや…だってあれは麻琴(まこと)が引き止めたから……。



「とりあえず決定事項だからっ!」



(あきら)、なんでお前はそんな嬉しそうなんだよ



「それとも居なかったくせに拒否すんの?」



う…。




どうやら、メイド服は決定だそうです。


もちろんウィッグ着用で。







準備という準備もしないまま…あ、したわ。



接客のやり方をしごかれた。

特に奈美に。




そんな感じで学園祭1日目がはじまった。





それなりにお客様も入り忙しくなった店内…


忙しかったから忘れてたんだ。



(みお)くーん!!」


こいつらの存在を。



大きな声で大きく腕を振る麻琴(まこと)理事長。


理事長だろ、あんた。



その後ろに雪と青空(そら)



二人ともチラチラと目は合うけど話しかけてこない。


自分たちの立場を理解しての行動か。



青空(そら)なんてすごく我慢してるっぽい。



そんなとき空気読めないやつ1名。



「おーい、メイドがなにサボってんだよ」



肩に腕を回す(あきら)



「ナオに…な、なんでもないっ!」



ナオは出しちゃダメだよ。



でも流石にかわいそうだ。




「理事長と生徒会の…ようこそおいでくださいました。こちらメニューですのでごゆっくりお選びください。メニューが決まりましたらお好きなメイドをお呼びください。」




そう言ってその場を離れた。



これなら近づいても向こうが指名したからと言い訳ができる。



てか、メイド喫茶って指名制なのか?

キャバクラみたいなシステムだな…。







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