黒猫の今後の生活
あの二人にバレたのに、まだ男装生活継続中です。
晶とハルカは素顔を知ったからか、学園内で私の悪口言われるたび殴りかかりそうになりました。
「え、かんな…えっ名前…」
パニックになった晶
「はは…学校では澪のままでお願いしたいかな?」
「男装は?てか"達"って?」
「青空と雪の他にナオを知る仲間が居るから、その人らにバレないよう、これからも男装して生活するよ」
「ナオ…く、ろねこは…あの、ときの、黒猫?」
「うーん…ごめんね。やっぱり憶えてないけど、自分で黒猫って名乗ったりもするから私…かも?」
「お前、昔興奮しながら俺らに話したじゃん。「くおーたーって子と話した!目が綺麗だった!」って」
「ああっ!?あの時の!!!?」
昔、悲しそうな目をした少年に出会った。
少年とは言っても当時の私より年上だが。
髪は透き通るような金色で
瞳は綺麗な青色だった。
でもそんな綺麗な青色が光を失っていた。
光を失っていても綺麗な青色だけど
私はそれがものすごく気になった。
だから声を掛けたんだ
「どうして悲しそうなの?」と。
少年は「気持ち悪くないの?」と聞いてきた。
「綺麗だよ」と素直な感想を言うと
少年の目に少し光が差した。
名前を聞かれたから
少し悩んだ結果「黒猫」と名乗った。
「あの時の少年がハルカだったんだ」
「あの、ときは、く、ろねこが…綺麗…言ってくれました。まだ、僕、汚い。だから、怖い」
「ねぇ、ハルカ。綺麗な人間って居るのかな?」
「?」
「私には人間は汚く見えるし、私も汚い人間だと思う」
「そんなこと…ないです。黒猫は綺麗…です」
「私もね、誰かに綺麗って言われたら嬉しい。自分が汚いと思っても誰かは綺麗だと思うよ」
「てかやっぱ澪ちゃんじゃーん!女の子がぴょんぴょん簡単に2階から飛び降りちゃダメだよー」
眠そうな瑠伊に注意された。
「そういえば瑠伊は見るの2回目だもんね」
男装する理由を知ったみんなは
トイレや更衣室ではフォローしてくれた。




