表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫は静かに姿を消した  作者: 神梛 那央
30/82

黒猫の今後の生活


あの二人にバレたのに、まだ男装生活継続中です。




(あきら)とハルカは素顔を知ったからか、学園内で私の悪口言われるたび殴りかかりそうになりました。








「え、かんな…えっ名前…」


パニックになった(あきら)




「はは…学校では(みお)のままでお願いしたいかな?」



「男装は?てか"達"って?」



青空(そら)と雪の他にナオを知る仲間が居るから、その人らにバレないよう、これからも男装して生活するよ」




「ナオ…く、ろねこは…あの、ときの、黒猫?」



「うーん…ごめんね。やっぱり憶えてないけど、自分で黒猫って名乗ったりもするから私…かも?」



「お前、昔興奮しながら俺らに話したじゃん。「くおーたーって子と話した!目が綺麗だった!」って」



「ああっ!?あの時の!!!?」



昔、悲しそうな目をした少年に出会った。

少年とは言っても当時の私より年上だが。

髪は透き通るような金色で

瞳は綺麗な青色だった。


でもそんな綺麗な青色が光を失っていた。

光を失っていても綺麗な青色だけど

私はそれがものすごく気になった。


だから声を掛けたんだ

「どうして悲しそうなの?」と。

少年は「気持ち悪くないの?」と聞いてきた。

「綺麗だよ」と素直な感想を言うと

少年の目に少し光が差した。


名前を聞かれたから

少し悩んだ結果「黒猫」と名乗った。



「あの時の少年がハルカだったんだ」



「あの、ときは、く、ろねこが…綺麗…言ってくれました。まだ、僕、汚い。だから、怖い」



「ねぇ、ハルカ。綺麗な人間って居るのかな?」



「?」



「私には人間は汚く見えるし、私も汚い人間だと思う」



「そんなこと…ないです。黒猫は綺麗…です」



「私もね、誰かに綺麗って言われたら嬉しい。自分が汚いと思っても誰かは綺麗だと思うよ」





「てかやっぱ(みお)ちゃんじゃーん!女の子がぴょんぴょん簡単に2階から飛び降りちゃダメだよー」



眠そうな瑠伊(るい)に注意された。



「そういえば瑠伊(るい)は見るの2回目だもんね」





男装する理由を知ったみんなは

トイレや更衣室ではフォローしてくれた。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ