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不思議な病気のある世界  作者: 永山次郎
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人物紹介も兼ねましょう


お久しぶりです。半年以上ぶりですね。

僕自身も驚いているのですが、ぱっと書いてみたら去年の文体と似ても似つかないほど書き方が変わってました。前回の方が綺麗に書けていたように思えるので、なるべく近づけて行けるよう頑張ります。






「着替えた」

教室に入りながら百合たちに報告する僕。


「おかえりー。早かったね」

と杏奈。流石というか、クラスの女子に囲まれて楽しそうに話しをしていた。僕にもそのコミュニケーション能力を分けて欲しいものだ。


「もう平気ですか?濡れているところはありませんか?」

これは百合。眉をハの字にしてこちらの様子を伺ってきた。


「うん、タオルでいっぱい拭いてきた。って言ってもほとんど乾いてたけどね」

「ダメじゃないですか!ほら、身体冷やしちゃいますよ?そのジャージ、きちんと羽織ってください」

すこし怒ったような口調で百合が近寄ってくる。お前はお母さんか。そしてジャージを着せようとする。だからお母さんかって。


「やーだー」とごねると、案の定百合はどうして?と聞いてきた。


「だって…自分のジャージあるし、それ昴のだからいや」

羽織らされたジャージを脱ぎながら僕はそう答えた。


「んはぁっ!辛辣ですぞぉ!でもそこに愛を感じるでござる!」

…これは…知らない人。席が近くてやたら話しかけてくるけど、知らない人。ついて行っちゃダメ。でも帰り道について来ちゃう危ない人。


「あっちゃん…」

「流石にそれは…」

と口々にいうのは、うちの姦しい女性陣こと杏奈と百合。


「なにさ。間違えてないでしょ?ねぇ一太郎くん?」

「一郎です…」


答えながらうなだれる一郎くん。分かってるって。

この中で一番まともな子。というか普通の子。特に書くことがないくらいには特徴もない。良くも悪くもね。


「あっちゃん、今、『良くも悪くも』ってつけたら何でも綺麗に収まるとか思ったでしょ」

さすがは杏奈。鋭い推測力をお持ちで。


「そそそそんなことなななないよ」

「図星なんですね」

平静を装って答えれば百合も杏奈に加勢した。裏切り者っ!


「いろいろあるよ!もちろんじゃないか! 例えば………」

「例えば?」

「…

……

………可愛いとか?」

「僕男です…」


そう答えるとうなだれる一郎くん。


「あんまり一郎をいじめんなよ?影で泣いちゃうタイプだぞ?」


と一番傷つきそうな一言をかけるのは皆さんご存知の翔。顔はいいけど口が悪い。勉強もスポーツも得意だけど人と話すのが下手。なんだ、人と話す以外完璧じゃないか。知ってたけど。


「はーい。ごめんね一郎君」

「泣きませんから。大丈夫ですから」


と拗ねたようにそっぽを向きながら言う一郎君。本当に男の子か?って思ってしまったのは内緒。


「いっちゃんってさ…」

とおもむろに杏奈が口を開k…ん?


「杏奈ちょっと待て。いっちゃんってもしかしなくても一郎君のことか?」

「そだよ」

なんてこと無いとでも言いそうな顔で言いきった。


「お前、男の子にいっちゃんはダメだろさすがに」

「でも、君って感じじゃないでしょ?」

「そんなわけ…」

僕はそう言いながら一郎君を見る。まだ拗ねてる。かわいい。


「…一郎君、いや、いっちゃんごめん。今のいっちゃん超かわいい女の子にしか見えない…」

「えっ」

驚いたように顔をあげるいっちゃん。そりゃそうか。


「わかってる!いっちゃんは男の子だってわかってるけど…男の子っていうか男の娘っていうか…」

弁明していくに連れ声も小さくなる。あーもう!発音的にはどっちもオトコノコなんだよな!伝わったのかさっぱりわかんない。


「う、うん。僕は男の子だよ」

お、伝わったかも。


「そうだよね。いっちゃん男の娘だもんね」

「あれ、なんか噛み合ってない気がする…」

そうかな?僕は通じてる気がするよ?


キーンコーンカーンコーン…


「あ、鐘なったね」

「ということは今は休み時間で、授業は…美術ですね」

百合が次の授業も教えてくれる。さすが高性能百合ちゃん。愛してる。言わないけど。


「移動かぁ…仕方ないか。ほらみんな、いこー?」

「おー、いってこーい」

筆箱とクリアファイルしか持たない僕はすぐに準備できたので、みんなを急かした。ドアの方では翔と杏奈は手を振っている。


「あ、そうか。翔たちは別クラスか。馴染みすぎてて忘れてたわ」

「俺もびっくりだ。こんなに馴染めるもんなんだな」

「ほんとにねー。じゃ、また放課後ー」

僕らも2人に手を振り返しながら美術教室へむかう。さー、初めての美術だ。絵を書くのは好きだから楽しみ!




「ねぇ、美術ってなにすんの?やっぱりピカソとか書くの?」

「いや、ピカソは書かないんじゃないかな…?」

僕の質問に百合が答える。そうなのか。


「前回はオリエンテーションだったからねー」

「今回が実質初めてでござるな」

「そっかー。楽しみだねぇ」



いかがでしたでしょう?

あらかたの人物像は見えてきたでしょうか?


なお、時間割の方はTwitterにて掲載しております。本当ならここにもうpしたいのですが、やり方がわからず…すみません。


では、これからもまた頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。

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