水色の…でございます
は?水色?なに言ってんのこいつ。わけわかめ。まじわけわかめ。
対応に困ったので百合を見る。もちろん百合はさっきの小声が聞こえなかったので頭に?を浮かべてる。名探偵百合さん頑張ってよ。
…なんか無理そうなので、僕が頑張ろう…水色ねぇ…それとジャージのなにが関係あるんだか…
水色…
ジャージ…
みんなに見られる…
もうちょっと前にさかのぼる?
えっと、みんなに見られる前は、トイレ掃除。トイレ掃除では水をかけようとして返り討ちにあい、水に濡れる。水に濡れる…あ、
「もしかして、僕が濡れてるから水色ってこと?」
そう昴に聞くと、
「まぁ…そうなるよね」
って返事が来た。はい、名探偵葵さんには分かりました。
「昴くん、この場合は『濡れた制服が水色』と表現するのではなく、『濡れた制服が肌色』と表現するのだよ。なんてったって濡れて肌が透けてるんだからね」
とドヤ顔で言うも、昴は複雑そうな顔をしている。いつの間にか昴の横に立っていた百合も似たような表情。なんなんだよ言えよ。
「違うんなら言ってよ分かんないよもう」
お手上げだ。模範回答よろしく。
「じゃ、わたしが」
そう言うのは百合。ちょいちょいと手を動かし、こっちに来いと言っている。仕方ないので僕が近づくことにした。
百合は少し前かがみになると僕の耳に手を添えた。というか前かがみになったことであなたの胸がががが。ここには男の子もいるんだ勘弁してくれ。
話がそれた。
「さっきわたし達、あっちゃんに水かけましたよね?」
うん。
「あっちゃんも言ってたとおり、制服は透けてますよね?」
うん。
「てことは?」
焦らさないで、早く教えてくれよ!
「…素敵なデザインの下着ですね?」
…
!?
バッとジャージの前を開いて自分の胸を見る。ささやかな小山を包み込む水色の布が、濡れた制服の下で鮮やかに見える。
あぁ、僕ぁやっぱり見られていたんだな。しかもたくさんの人に。いや、周りからしたら僕が見せてたのか。ぶらじゃーを。それどこの変態?僕ですかそうですか。
百合が慌てて僕のジャージの前を締める。等の僕はというと、教室にかけられている時計を虚ろな目で見ながら、現実逃避をすることにした。
ほら、このブラ可愛いでしょ?胸の間のところにピンクの小さなリボンがあるの。愛理と買いに行ったんだーあはははは。
「わ、わたしは可愛いと思いますよそのブラ。」
「うっさい!!!!!今その話はしないで!!!!!落ち着いたらね!!!!!」




