それ見たことかにございます
あー…みんなは…行っちゃったかな…?
集合場所にみんなの姿はなかった。携帯で時刻を見ると8時15分。さすがに行くよねーっと納得したので再び歩き始めた。
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道端にいた猫と少しじゃれていると、後ろの方からカサッと音がした。こいつ(猫)の仲間かな?と思い振り返「わっ!!!」「ひゃっ!」
振り返る前に驚かされました。変な声でました。猫逃げました。
バクバクいってる心臓を落ち着けつつ振り返ると、そこには杏奈たちが。
…え?杏奈たち?
「あれ?先に行ったんじゃなかったの?」
「え?隠れてただけだけど?」
「なして!?」
「えーっと…おもしろいかなぁって…」
「それだけで…はぁ…もういいよ行こうよ学校…」
そう言うと、とりあえずついてくるみんな。
「それにしても、猫と戯れる葵、凄く可愛かったわぁ…」
「杏奈さん、よだれ出てますよ?」
「ん?ほんとだ。ありがとね百合っち。」
「なんだ、もう百合っちって呼んでんのか。」
「まぁね!私と百合っちの仲だしね!」
「私は別にそうは思ってませんけど…」
「ちょっと!そこは『そうですよ。私と杏ちゃんの仲ですから(はぁと』って言ってくれても良いじゃん!」
「それは無理強いすることじゃないぞー?」
「あっちゃんは静かにしてて!」
「あっちゃんって誰!?」
「あ、葵のことらしいですよ?」
「初耳だよ!」
「いや、もう決まってるし。」
「」
「朝から元気そうですなぁ。」
「そりゃこんだけの人数いたらそうなるよな。」
「普段からこんな感じなの?」
「いや、普段はもっと眠そうな顔してる。」
あーもう!ごちゃごちゃしてる!誰がなにを喋ってんのかさっぱりだよ!カッコの前に名前書いてやろうか!
とか中の人が思っているうちに学校のチャイムの音が。
「葵で良いじゃん!なんであっちゃんなのさ!」
「んー…だって…ねぇ?」
「なんだか素っ気ない感じしません?」
「しないよ!」
「いーじゃん可愛いし。」
「名前負けするわ!」
「「いやいやいや充分可愛いよ。」」
「口裏合わせたかのようにハモったな…」
はぁ、とため息をつく。ちなみに誰もチャイムの音に気づいてません。
「あのー…チャイム、なってましたけどー…」
1人は気づいてたようです。名前はえっと…一太郎…?うそうそ。ちゃんと覚えてるって。
一郎君は翔と昴に耳打ちして走っていった。それに気づいた僕らは…もう手遅れで…
校門の前で強面の先生にこってりと絞られました…
で、先生が杏奈を見て慌てて目を逸らしたのが印象的だった。杏奈と知り合いなのかな?




