遅刻間近にございます
家に帰れたのは…昨日の…6時?か。早いのか遅いのか分からない時間帯についたのは覚えてる。
「ただいまー」って言って家に入ったのも覚えてる。
でも、布団に入った記憶はないんだが…?どうして僕ぁベッドの上で気持ち良く目覚めてるんですかねぇ?
頑張って、頭をひねって、うーんと唸りながら考えてみたけど、やはり心当たりはない。あ、少し右の頭が痛い。風邪か?
フラフラとした足取りで1階に降り、あくびをしながら朝ごはんを食べにリビングへとやってきた。
「ふあぁ…おはよ…」
「あら、葵ちゃん。おはよう。」
「なんじゃ、まだ起きとらんのか?」
「まぁまぁ、おじいさん。昨日の今日ですもの、仕方ないですよ。」
「それもそうじゃが…愛理はもう学校に向かったんじゃぞ?」
「あら、本当だわ。もうこんな時間なのね。」
「葵。ぼーっとしてないで早く準備しなさい。」
僕だって早く準備したいさ。でも急いで食べるとお腹痛くなるんだよ。
とは言えない小心者です故、少し急がないと間に合わないのも事実。慌てるとまではいかなくとも早めにご飯を食べ終え、歯ぁ磨いたり制服を着替えたりした。
今日の授業は…よし、忘れ物ないな。
少し小走りで玄関に向かう。ローファー履きにくい…よし。
ぱっと後ろを振り返りる。2人がいるのを確認したので、いつもの挨拶を。
「おじいちゃん、おばあちゃん。行ってきまーす!」
中から「はーい。行ってらっしゃーい。」と聞こえたので学校に向かうことにしよう。




