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不思議な病気のある世界  作者: 永山次郎
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皆様、覚えてらっしゃいますか?

 更新遅くなってしまいすみません。

 宿題も終わったので、1日1話投稿。頑張りたいと思います。


 2日。これがどれほど大きく大切なものかお分かりだろうか。

 友達と他愛もない会話を楽しむことも、勉学に勤しむことも、運動に精を出すこともできる48時間をこんなにも惜しいと思ったのは初めてだ。特に入学したてならなおさら重要なはず。


 お察しの通り、太ももの傷は塞がるのに2日かかった。すごく痛かったけど、1日で塞がると楽観視していただけにビックリだ。なんだかんだ言って結構刺されたもんなー。塞がったと言っても軽くなので、やはりまだ少しの間は運動を制限されるらしい。


 とにかく。僕は既に出遅れたと言うことになる。きっと最初の授業の時にみんなで自己紹介とかしたんだろうな…僕のこと、みんな覚えてるかな…

 そんな不安を抱きながらゆっくりと登校する。なにぶん早めに行くのも変な感じがしたので、遅刻ギリギリもしくは遅刻で後から入った方が思い出してもらえる可能性があると信じ、ゆっくりと来た。

 それに激しい運動は控えるよう忠告されていたし、もう痛いのはこりごりなのでしっかりと守る。


 …着いた。SHLは…まだのようだな。

 覚悟を決め、勇気を振り絞った。そしてゆっくりとドアを開く。


 みんなが先生?という顔でこちらをまず見る。

 その後すぐになにかに気づき、目を見開いた。


 『葵さん!!!』

 ハモった。みんなの声が打ち合わせしてたかの如くハモった。てか忘れられてなかった良かったー。


 ダーっと女子が走ってこちらにやってきて、口々に質問をぶつけてきた。

 内容としては、怪我大丈夫?に始まり、高校生に連れて行かれたんだって?や葵ちゃん自力で脱出したの?武道とか経験者?かっこいいね!そういえば葵ちゃんかっこいいというより可愛い方だよね!髪とかサラツヤ~可愛い~ね~etc…


 あまりの一方的な発言で僕は思わず後ずさった。そう、まるで杏奈が10人いるみたいだ。女の子すげぇ…

 先生が「席に着けー。あとうるさいぞー静かにしろー。」と教室にやってきた。今先生が来てくれなかったらずっと女の子達に捕まっていたに違いない。先生まじgj。


 席に着く。さっきのでかなり疲れた…

 机に倒れ、ため息をついて休んでいる僕を後ろの席の百合が苦笑しながら「大丈夫?」と声をかけてくれる。


 「いやぁ…朝からみんな元気だねぇ…僕ぁもう疲れたよパトラッシュ…」

 「くーんくーん」

 あ、下は百合な。ノりにくい返しに乗ってくれた、とても可愛い良い子である。

 しっかし、百合は今日も可愛いな…


 「しっかし、百合は今日も可愛いな…」

 「え、あの、その、ありがとうございます…」


 しまった。声に出てたようだ。これはマズいんでないかい?変な誤解を与えてたらどうしよう…僕は普通の女の子ですよ?…セーフか?


 「あ、葵さんも可愛いですよ…」

 顔を赤くし、少し目を逸らしながら返してくれる。

 お、気を使わせたかな?でも可愛い発言には追求がなかったし、女の子同士では普通なのかもしれない。これ新発見な。


 「そーおー?ありがとねー。」

 「あー!適当に流したでしょ今ー!」

 「いやいやー、流してないよー。」

 「ほら!絶対流した!確信犯だ!」


 そんなこと普通の会話をする。これもなんだか懐かしい気がするなぁ。

 緩みそうな頬を引き締め、百合をあしらいながら先生の話に注意を向ける。


 クラスのみんなも良い人そうだ。さっきの女の子達もきっと僕を心配してからのことに違いない。これからも楽しくなるだろな。そう思う。


 あとは…勉強か。


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