41話 ケイ「バナナ食べよ」
ケイ
『ごめんなさいね
私カレーの妖精さんと勘違いしてて』
『あの カレーの妖精ではなく
狸様の妖』
『そうよね
カレーの妖精なんて いるはず無かったわ
狸様の妖精さんだったのね』
違いますって書きたかったのに
ケイ
『あっ いけない
妖精さんに教えてもらった娘がいる場所
探してもらうように お願いしないと』
『妖精さん ありがとうございました』
お相手が退出しました。
退出しちゃった…
キュウ
「たぬきさん…」
どうしよう…狸様の妖精と思われた…
でも メッセージしてる相手には
私の声が聞こえてるみたいだし
誰もいないのに声だけ聞こえたら
妖精って思うかもしれないかな?
ないね うん 妖精とは思わないよね
まだ お化けのほうが
クウン
「うん? どうしたの? たぬきさん」
バナナの皮を私の足元に置いて
「バナナ食べたいの?」
キュウ
「ごめんね バナナ持ってないの」
バナナおいしかったかな?
私も少し小腹空いてきちゃった
カップラーメンしか食べてないし
ピロロン♪
バナナ2本 寿命10分
デッコールから…バナナ2本で寿命10分?
また寿命でバナナ…10分なら少ないけど
でも バナナでしょ?
スーパー行けば 5本150円とかで売ってるよね
バナナのために寿命使うのも…
キューーン
やめてー そんな可愛い声で鳴かないでよ
うー…ちっちゃいたぬきちゃん見てくるし…
「うわっと」
危なかった バナナ落とすとこだった
タクシーチケット出したときは
近くの机に置かれてたけど
バナナ急に出てくるんだもん
ほんと どうなってるの?
キュン
「バナナあげるから待ってて
親子で半分こで食べるんだよ?
私は こっちの食べるから」
半分にしてあげよ
すごい 親子そろってパクパク食べてる
「私も食べようかな」
でも どこのバナナなんだろ?
色は黄色で中身も…普通かな
本当に食べられるんだよね?
たぬきさん食べてるし
そういえば リンちゃんも食べたはずで
なら大丈夫かな? お腹空いたし…ぱくっ
「もぐもぐ」
普通のバナナだ おいしい おいしいけど
私の寿命のバナナを食べてるんだよね
お腹空いたから寿命でバナナ出して
そのバナナ食べるとか意味分かんないよ
「でも…やっぱり…」
本当に起きてることなんだよね
リンちゃん本当にいて バナナも出てきて
そうなると戦時中の親子も本当で
私 昔の人とメッセージしてたり…
もしかして ヤバイことしたかな?
寿命で親子助けて変な穴出して
それにビニール袋に入ったパンも
こういうので歴史変わるとかあるんだっけ
青いロボットで見たような
タイムパトロールいたら どうしよう…
キュンキュン
「なに? もう食べたの?」
しょうがないなー
私の食べかけ少しあげるよ
リンちゃんからも貰ったのに よく食べるね
「リンちゃん見つかったかな…」
こっちでは見つかってるのに
でも昔の人とメッセージできるなら
さっきのは少し前のケイさんってことなの?
うーん…よく分かんないよー
まあ ケイさんが警察の人に教えれば
リンちゃん見つけてくれるよね




