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16話 ケン ハナ「メッセージ来た」

「うーん」

通知来なくなった

さっきの親子は助かったんだよね?

あっ お湯沸いてたんだ

カップラーメンに入れといて


ピロン♪ ケン

メッセージ来た 無事だった…ん?

知らない人だった ケン?


『どうするか…』


『何がですか?』


『うおっ なんだ? 誰だ?』


『誰だと言われても』


『どこにいる? どうなってんだ…』


『そう言われても

 何か困ってたんですか?』


『あぁ…そうだな…はぁ』


『何があったんです?』


『うーむ…まあ別にいいか

 あのな 俺は現場監督をしていてな』


『はい』


『マンションを建てるから

 古い家を取り壊してたんだ』


ケン

『そしたらな

 なんか変な穴が見つかってよ』


『穴ですか?』


『あぁ 変な穴でな

 最初は現場のやつが見つけたんだが』


ケン

『地面に取っ手があるとか

 わけわからん事で呼び出されて』


ケン

『せっかく大勝ちしてたのによ』


『大勝ち? 何がですか?』


『決まってるだろ? ぱち』

お相手が退出しました。


「ぱち?」

なんて言おうとしたんだろ

地面に取っ手…地下室あるのかなー

えっ…嘘でしょ

カップラーメンの蓋開いてる…いつから?

大丈夫…まだ間に合うはず…


ピロン♪ ハナ

『おねえさん!』


「あっ」

無事だった…

『大丈夫だった?』


『うん! あの後ね 変な穴に入ってね

 上からドンドンいってたけどね』


ハナ

『わたしもお母さんも大丈夫だったの!』


『もう飛行機いないの?』


『うん 昨日から来てないよ』


「昨日?」

時間経ってたんだ

『お母さんは?』 


『おかあさんね なんか棒持って

 お空に向けて えいっえいって』


「あー…」

竹槍の訓練…まだやってるんだ…

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