13話 ハナ アキ「アプリからの通知」
ピロロン♪
「誰から…」
違う アプリからの通知だった…ん?
『柱を動かす 寿命2日』
柱を動かす…寿命…2日?
なにこれ? 寿命? どういうこと?
ピロン♪ ハナ
『たすけて…』
ピロン♪ アキ
『絶対に助けてあげるから
痛っ…こんなの…この子に比べたら…』
寿命って どういう意味?
何か 他に説明…ないし
「そうだ」
ネットで このアプリを調べれば…あれ?
フリーズした? 画面動かないんだけど
ピロン♪ アキ
『駄目だわ…柱動かすのは…
もう時間もないし……ごめんね……』
メッセージ来てるからフリーズしてない?
よかっ…無理かー ホームに戻れない
このアプリは なんか動くのに
ハナ
『おかあさん…』
アキ
『手を伸ばして』
どうしたら…
ハナ
『おかあさんの手だ…』
アキ
『えぇ 最期は一緒だからね』
最期!? やばい!
もう考えてる時間ないよー!
寿命2日 どうしよう どうしよう
ハナ
『うん…ぐすん…』
「最期になんて…」
させない 助けられるなら
私の寿命で 二人が助かるなら
「使って! 私の寿命2日で柱を動かして!」
ピロロン♪
思わず叫んじゃった
早く書かないと…これ…どこに書くの?
さっきの通知『柱を動かす 寿命2日』に
返信できないよー
アキ
『きゃっ なに?』
なんだろ?
『どうしました?』
アキ
『どうって…柱が動いて…る?』
え? 動いてる? まだ通知に返してないけど…
あっ さっき叫んで…声でもいいの?
ハナ
『おかあさん…こわい…』
まって…大丈夫だよね?
ほんとに助かるんだよね?
アキ
『柱が…1本…抜けた?』
ハナ
『動ける! 少し動ける!』
「はぁー…」
よかった…でも1本て何?
アキ
『隙間から出れそう?』
ハナ
『ううん 出れない』
「まじか…」
寿命2日で柱を動かす
もしかして動かせる柱は1本なの?
1本2日…でも…寿命使うって…
『柱は何本ありそうですか?』
ハナ
『柱? 何本って?』
「ちがーう」
間違えて子供に送っちゃった
アキ
『どこか動かせそうなとこは…』
『柱は残り何本ありますか?』
アキ
『何本? そうね…大きいのが5本は…』
「5本…」
1本は寿命2日で動かせるから
5本だと…10日 それで助けられるなら…
うーん…でも…寿命だよね…
どうしよう…寿命…寿命…
ほんとに使うのかな…ありえないよね…
でも…なんか怖いしな…よしっ
「寿命6日分使って柱を3本動かせる?」
ピロロン♪
アキ
『きゃっ また動いて…』
「できた…」
やっぱ声に出しても反応してくれた
柱3本動かせば助かるよね
ピーーーーー
「あっ」
お湯沸いた
ハナ
『おかあさん!』
「ん?」
アキ
『やめて動かないで!
この柱が動いたら…上の瓦礫が…』
「えっ?」
ピーーーーー




