12話 ハナ アキ「お願いします…」
「なんとか…」
2人を会わすことできた…でも…
ハナ
『おかあさん 上にいるのに…』
アキ
『やっと会えたのに…』
ハナ
『おかあさん…おかあさん…』
アキ
『あー…なんてことなの…
声が聞こえるのに…柱の下で…』
あの子…閉じ込められてた…
ハナ
『おかあさん…』
アキ
『早く…どかしてあげないと…
…ダメだわ…持ち上がらない…』
ハナ
『おかあーさーん! たすけてー!』
アキ
『待ってて! すぐに助けるから!』
他に誰か…
『誰か近くに』
アキ
『いないわ…近くにはいない…
みんな逃げて…他にいても重くて…』
ハナ
『おかあさん!』
アキ
『きゃっ 危なかったわ…少し崩れて…
あっ 大丈夫!? 無事!?』
ハナ
『うん… でも さっきより…狭い…』
アキ
『早くしないと… でも どうしたら…』
「なんで…」
せっかく会えたのに…このままだと…
ハナ
『おかあさん…おねえさん…』
アキ
『ありがとうございました
あなたのおかげで娘に会うことができました
私も ここで最後に』
お相手が退出しました。
最後にってなに…やめてよ…
私なんて…なんにもしてないよ…
会わせられても…助けられないのに…
アキ
『あのね お母さんね
あなたのこと大好きよ』
ハナ
『わたしも…おかあさん…だいすき…』
アキ
『お母さんが そばにいるからね…
ずっと一緒に…いるから…』
ハナ
『おかあーさーん…うわーん…きゃー』
アキ
『あー…やめて…なんでこの子なの…』
「もう…」
時間がないよ…
でも…私にできることなんて…
アキ
『どうせ崩れるなら 私の体なんて』
ハナ
『おかーさん…』
「あー…」
やだよ…こんなことって…
お願い…お願いします…
私にできることなら…なんでも…
ふたりを…助け…
ピロロン♪




