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迷い亭  作者: 前園
7/12

ギスギスした食事会の開幕

 頷き拝が要所をぼかしながら自分は見万世の後見人のような立場だと説明をする。

 若男「んー、ブラックな会社が何処か気になるけど…」拝「此処では…のちほど部屋で話せる範囲でなら…それに妙さんの言うチャンスの意味も何に腹を立ててらっしゃるのかがねぇ」此方を見るので口の中を飲み込み茶を少し含んで口を手で隠し「明日、ちゃんと時系列で話します。それに」男性らを見て「言って理解されなかったら?」双1「取り敢えずなんで陰険な雰囲気だったの?」

 老紳士「これが大奥さまの事さん付けが気に入らないと言う。」女「さまで呼ぶべきでしょう?小娘が付け上がるだけだわ」双2「え?どっちでもよくねぇ?拝先生が彼女と赤ちゃんの頃から知り合いだったなら大奥さまもだよね?」拝に訪ねると頷き「大奥さまがね」苦笑いしながら此方を見るので「エスケープゴードですよ」双『どういう事?』見「自分達で考えれば?」馬鹿にしたように言う。

 若男「確かにね」にっこり笑う。

 そこに残りのお膳も運ばれ若男が「食べながら進めような」

 それぞれが箸を進める。双2「そういえば見万世さんって幾つ?」訪ねられ気がついたように拝「そうそう、20《はたち》の誕生日おめでとう」見「ありがとう。明日予定は泊まる所決まってから凛花さんに尋ねればよいの?」拝「黒影君が手配してくれてるよ。ちゃんと送るから…色々此処ではさ」男性達を見て言う。見「別に先生が良いなら」

 双1「りゅうは判ってんの?」瑠「腹空きすぎて頭回んないんだよ!」双2「整理する。20年前と言うことは…」瑠「兼任してた時だ。たつ兄が小2か小3ぐらいたから俺らは…」

 チラっと拝を見る。「海外行く前後だろうね」双1「じゃ大奥さまの行動判んないよね?」若男「帰ってきても知らないよ。お婆様は自由人だし…」双『だよねぇ~ザ・箱入り娘は?…って聞かれたらね』顔を見合せ頷く。

 三人が食べながら取り留めなしに話す姿を見て見万世は内心喰えない奴らと毒ついてた。何故なら話しの内容かあちこちに飛ぶからだ時々瑠と言われた男が修正しているがそのままグタグタしたまま終わる。

 双子に先に…とトイレを譲られたので食べ終わったお膳を持って出る。

 見「ご馳走さま。美味しかったです。ご不浄は何処です?」店「お粗末様!後ろだよ」

 トイレを済ませ手洗いの端でポチ袋の中に千円を入れコートのポッケに突っ込んで出る

 店「デザートお持ちしても?」見「お願いいたします」店「コーヒーか紅茶が付くよ」小さなカップを掲げ言うので「ミルクティ出来ます?」店「あいよ」座敷から双子がお膳を両手に持って『俺らも、全員コーヒー』店「あいよ」見万世と入れ違いに一人入りもう一人は両手のお膳を渡すと?「悪いけど爺様達の膳渡してくれる?」頷き老紳士から二つ受け取り渡す。机の下からポチ袋を拝に渡す。

 女「何をこそこそしてるの?」

 拝「食事代貰っただけだよ」ポチ袋から千円を見せ帰った来た双子の片割れに渡す。

 若男「経費で落とすけど?」拝「ただより高いものはない!よねぇ」見万世が頷く。

 もう一人が入ると同時にデザートと飲み物が運ばれる。

 店「お待たせいたしました。本日ラッキーさんがいらっしゃったのでデザートもラッキーですよ」双『イェー!』双1?「これがあるから常に此処来たら頼むんだよね」双2?「たべれなかったのは残念だけどね」言う二人に見万世は言い知れぬ違和感を感じる。

 店「お客様は本日お誕生日だそうで、おめでとうございます。」見「ありがとうございます」店「ダブルラッキーなので当店オジリナル非売品のストラップのプレゼントです。」

 見万世に小さな鈴付の両手を挙げ白と桃の可愛い招き猫の前エプロンらしき所に【迷い亭】と刺繍。それを渡しながら「金運、人運、幸運向上のお守りです。」見「可愛い!大切にします。ありがとう」拝「良かったね」頷き見「早速付ける」携帯に付け始める。

 拝「妙さん意外幸運にも全員貰ったよね」若男「妙さんはラッキーはあったけどダブルは…」老紳士「ここにあまりこれは来ないからね」双1?「婆様は奥様か大奥様と一緒で無いと外食する機会無いから…」双2?「家政長だから仕方ないよ。」等言いながら食べてると「お食事中失礼します。」扉が開き「終わりましたら上でお待ちです。」そう言うと見万世を見て両手で頬を抑え「顔色悪い!」見「そう?」拝「食べる前よりはましだよ。」「全く!もう!貴女も一緒よ!」見「凛花さん」情け無い顔で入って来た女性に言う。

 凛「先生がこの子にコート脱ぐように言わなくて正解です。」拝「見万世ちゃんは判りにくいからね。それに敢えて私も着てるからね」自分のコートを触る。瑠「今日寒いからだとばかり」凛「紳士なご配慮ありがとうございます」

 どうしても説明が多い気がする。

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