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対襲撃者任務

 なんかよくわからないままハイドに入ってしまったルシナは、久々に学校へ登校した。


 今日はテストがある。とは言っても、そこまで重要なテストではなかった。

 しかし、このテストにも一応番数が出るので、入学以来ずっと1位をキープしていたルシナには、絶対に受けて1位を取るというプライドがあった。


 イズに無理を言い、何度も頭を下げて懇願し続けると、彼女は根負けして登校を認めてくれた。


 

 テストは授業4時間分使う。

 

 出てきた問題はほとんど予習していたものだったので、遅れていることはなかったと思う。


 

 4時間テストを受け終え昼休みを挟み、普通の授業2時間をして下校するのが今日の時間割だ。しかし、テストをすべて答案しここにいる意味が無くなったので、早退することにした。


 まだ、今日の分のメニューはこなしていない。早めにやらねばと思い、担任教師に仮病で早退許可をもらった。


 周りは昼ごはんを食べたり、ガヤガヤといつメンで話している人など様々や人がいる。


 帰り支度を終え、教室を出て廊下を歩くとポスターがあった。


 文化祭のポスターだった。


 「あ…もうそんな時期か…」


 あまり祭りごとが好きではないルシナにとって、正直どうでもいいし、行きたいとも思えない行事だった。


 


 それから帰っていつものメニューをこなしていると、キルアさんから連絡が入った。


 『―急な話だが、会議をする事になった…』



 連絡が入り、ルシナは自分の水魔法で体の汗と服を流し、風魔法ですぐに乾かして会議室に向かった。


 

 既に会議室には、見慣れた顔がたくさんあった。


 まだ所々空席があるので、もう少ししてから始まるのだろうが、既にこの場の空気はピリピリと緊張感で充満していた。




 「―揃ったな。では会議を始める」


 キルアの言葉で一同がより一層真剣な眼差しになった。ただ1人ライザーは変わらぬ様子だったが。


 「来月の政府の奴らや政府に関係のある奴らが集まってするパーティーに、何者かが襲撃を仕掛けるかもしれないとの情報が入った。」


 「何でわかったのですか?」


 ハイドに所属する一人の男がそう質問した。


 「政府に送られた1通の手紙に、そう暗号が施されてあった…。まだ犯人の手がかりは見つけられていないが、その可能性は十分ある。」


 「それで俺達の任務は?」


 この件をキルアに報告した張本人ハステルトは、とっくに内容を理解しているので、早く任務内容が聞きたかったようだ。


 「敵の数は未知数だ。パーティーの中に紛れ込んでいる可能性だって少なくはない。パーティー内の潜入調査、外のパトロール、援軍待機とこの3つに分ける。」


 「俺はパーティーへの招待状が来ている。断るわけにはいかない…。俺はパーティー会場にいるが、何かあったらすぐ報告しろ。現場の判断はほとんど任せるが、もしもの時はもう一度言うが、すぐ報告しろ」


 「「「――了解」」」


 「ハステルト、ライザー、バラード、イズ、ルシナお前達に外を任せる。」


 「「「―了解」」」


 「パーティー内には、サクべ、テルサ、アイレが潜入しろ」


 あの3人が呼ばれた理由は、だいたい想像がつく。品があるし、実家がお金持ちだと聞いてる。政府の人が集まる重大な行事には、ハイドの中で一番向いていると思う。


 


 会議が終わって、イズがルシナに声をかけに来た。


 「ルシナ、さっきの事だけどあなたのトレーニングの成果を見せるときよ。私達が戦うからあなたは存分に魔法を使えるわ。でも、あなたは私達をしっかり後衛で援護することを忘れないでちょうだい。」


 イズさんがそう言うと近くにいたあの3人は、その通りだとでも言っているかのようにこちらを見ていた。


 「わかりました!」





   


 


 

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