↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
41/57

41話 タッグ戦

はじめまして、大森林聡史です。

魔物に追われる王女と、彼女を守ると決めた剣士の物語です。

よければお付き合いください。

「アリス……! ダークビショップの詠唱を止めれる……?」


 ミネルバが妹に聞いた。


「やってみる! 『マナ・ブレイク』……!」

「むっ⋯! 小癪な⋯!!」


 アリスの魔法が、ダークビショップの闇の詠唱をかき乱す事に成功した。


「姫様、グレイ。ダークジェネラルとダークビショップは、私達にお任せください。必ず仕留めてみせます」


 ミネルバが伝えると、激昂したダークジェネラルがやってきた。


「やってみろ! 小娘どもが!!」


 再び、ダークジェネラルはグレートアクスが振り下ろした。

 だが、ミネルバが、ルナ・シールドの角度を変えて構え、威力を上手く受け流した。


「フッ⋯対した威力じゃないな」

「この小娘が!」


 ミネルバが挑発し、更に激昂するダークジェネラル。


「今よ! アリス!!」

「うん! 『ストレングス・ウィンド』⋯!」

「ウオオオッ!!」


 アリスが、凄まじい烈風を放ち、ダークジェネラルの巨体を吹っ飛ばした。


「ウオッ!?」


 ダークビショップは、目の前にダークジェネラルが吹っ飛んできて、慌てて身を避した。


「グレイさん、姫様をお願いね」

「分かった!」

「信じてるわ⋯二人共⋯!」

「はい!」

「お任せください⋯行くわよ! アリス!」

「うん!」


 ミネルバとアリスの姉妹タッグが、ダークジェネラルとダークビショップに向かっていった。

 一方、上空では──ドラゴンロードが飛び回っており、翼竜の業火と、急降下からのデーモンスピアの一撃を狙われ、制空権を取られている。


「フハハハッ!! 空からの攻撃をいつまで凌げるかな!?」

「グレイ、私が魔法で奴を撃ち落とします。私を守って!」

「分かった!」


 クリスは、聖魔法を詠唱し、どんどん聖なる力が高まっていく⋯

 その間グレイは、ドラゴンロードの波状攻撃を受けているが、龍神の鎧が炎を弾き返し、光の盾でデーモンスピアの攻撃を防いで、クリスに近づけさせない。


「なんだ、大した事無いな!」

「な、なんだと!?」


 ドラゴンロードは、防御に徹したグレイを攻めあぐね、焦り⋯


「大した事が無いか、その身で味わえ!」


 ドラゴンロードは、上昇した後、反転し、デーモンスピアを真っ直ぐ突き出し、グレイに向かって急降下してくる。


「クリス、そろそろ良いか?」

「ええ。充分よ。後は任せて!『ホーリー・スラッシュ』!!」


 クリスは、魔力で聖なる光輪を作り出し、ドラゴンロードに投げつけた。

 高速回転する青白い光輪が、翼竜ダークウィングの翼を斬り落とした。


「ギャアアアーーース!!!」

「ウオアアアーーーッ!!!」


 ダークウィングは、片翼を失いバランスを崩して落下し、ダークナイトもろとも地面に激突した。

 一方地上では、ミネルバとアリス対ダークジェネラルとダークビショップの戦いが繰り広げられている。


「オラァ!」


 ダークジェネラルが、力任せにグレートアクスを振り回す。


「力馬鹿め⋯それしか脳がないのか?」


 ミネルバは、ダークジェネラルの攻撃をいなし、威力を殺している。


「抜かせ! お前もワシに攻撃できまい!」

「そうかな?」


 その頃、アリスとダークビショップは⋯


「『サンダー・ボルト』!!」


 アリスが雨雲を呼び、雲に稲妻が走り、雷がダークビショップに向かって落ちる。


「無駄だ⋯」


 ダークビショップは、手をかざし稲妻を弾いた。


「『サンダー・ボルト』!!」


 しかし、アリスはまた唱えた。


「何度やっても無駄だ!」


 ダークビショップは、また簡単に弾いた。

 アリスは、もう何度もサンダー・ボルトを唱えていて、辺りに激しい雨が降っていた。


「はぁはぁ⋯」


 アリスは、肩で息をしている。


「お前に聞きたい」

「何かしら?」

「お前ほどの魔法使いが、なぜ同じ魔法ばかりを使う? 何が狙いだ?」

「言うと思う?」

「思わん。だが、消耗が激しそうだ⋯別の手を考えてはいかがかね?」

「あなたの言う通り⋯消耗が激しいわ⋯でもね⋯そろそろ頃合いよ」

「何がだ⋯?(考えが全く読めん⋯)」


 一方、ミネルバは、ダークジェネラルの猛攻に体制を崩された。


「きゃあっ!」

「もらっ⋯何っ!?」


 ダークジェネラルは、突然足元を滑らせ倒れた。

 激しい雨で足元が泥濘(ぬかる)んでいたのだ。


「かかったな!」


 ミネルバは、実は体制を崩されたと見せかけており、すぐさま目一杯飛び上がり⋯


「『流星衝』!!」

「グブッ⋯!!」


 ルナ・スピアが、流星のように一閃し、ダークジェネラルの装甲の継ぎ目に突き刺し、すぐにミネルバは離れた。


「『サンダー・ブレイク』!!」

「グアァァァーーーッ!!!」


 アリスの叫びと共に、極太の稲妻がダークジェネラルに直撃。

 更にルナ・スピアから、直接内部に電撃伝わっている。

 何度もサンダー・ボルトで雨雲を呼び、空を分厚い雷雲が覆っている。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

続きも読んでもらえると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。