40話 魔王軍四天王
はじめまして、大森林聡史です。
魔物に追われる王女と、彼女を守ると決めた剣士の物語です。
よければお付き合いください。
「ダークナイトよ⋯そなた一人では荷が重いのではないか?」
ダークナイトよりも一回り大きい、重厚な鎧を着た戦士が現れた。
守備の固いダークジェネラルである。
「そうだ、お主一人には任せておけんな⋯」
続いて、絶大な闇の魔力を持つ、ダークビショップもやってきた。
「ふん⋯ここルナ城に、魔王樣が我らが魔王軍の四天王を配置したからには、お前達の力を借りぬわけにも行かぬか⋯来い! 翼竜ダークウィング!!」
ダークナイトの呼びかけに応じ、巨大な竜が飛んでくる。
翼竜ダークウィングは、固い漆黒の鱗を持ち、凄まじいスピードと業火を吐き出す、闇の飛竜だった。
ダークナイト、ダークジェネラル、ダークビショップ、ダークウィングが魔王軍の四天王で、更にダークナイトは、翼竜ダークウィングに跨り、ドラゴンロードとなった。
ドラゴンロードとなり、ダークナイトは大剣を納め、禍々しい装飾のデーモンスピアを構えた。
そして一瞬の静寂が訪れる⋯まるで嵐の前の静けさのように。
「行くぞ!」
ドラゴンロードが一気に飛翔し、ダーク・ウィングが紅蓮の業火を吐いた。
「『アイシクル・トルネード』⋯!!」
アリスが、猛吹雪の竜巻を起こし、紅蓮の業火を相殺し、大爆発が起こる。
「『ダーク・ブラスト』!!」
しかし、続いてダークビショップの、暗黒のエネルギーが収束し、大爆発を起こす。
「『ホーリー・ウォール』⋯!」
クリスが、聖なる障壁で暗黒の爆発を防ぐ。
「死ねぃっ!!」
煙の中からダークジェネラルが現れ、アリス目掛けて、グレートアクスを振り下ろす。
「きゃあああっ!!」
アリスは、完全に虚をつかれ、観念し目を瞑った。
「アリス!」
ミネルバが、アリスを抱えて間一髪で避け、グレートアクスが地を叩き割る。
「そこだ⋯!」
ドラゴンロードは、上空からクリスの姿を見つけると、真上から急降下し、デーモンスピアをクリスを目掛けて繰り出した。
「あっ⋯!」
クリスが気がついた時には、回避するには既に遅く、観念し目を瞑った。
バチッ!!
「させるか!」
この動きに気づいていたグレイが、クリスを庇い、光の盾でデーモン・スピアを弾いた。
「チッ⋯!」
ドラゴンロードは、忌々しそうに吐き捨てると、空高く舞い上がった。
「まずいな、4対4だが空と地上から攻めてくる奴らの方が有利だ⋯」
彼らは劣勢を覆す事ができるだろうか?
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