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ごちゃまぜヒロイン・0
半年前、出現した超巨大な宇宙怪獣が残した爪痕は甚大であった。
その更に一年ほど前から急に現れ始めた巨大怪獣たち。
それらのもたらす被害は大変なものであった。
が、謎の巨人・ギガントマンによって迅速に退治された事もあり、最小限に抑えられていた。
しかし、前述の超巨大宇宙怪獣――ヱゐもセズは、桁が違ったのである。
山奥のダム付近で出現すると、そのまま都心部へ直進。
その道中にあった全てを焼きつくし、ガラス質の灰へと変えた。
一時はギガントマンすら退け、破壊の限りを尽くしたのだが、最後には人類の組織と協力したギガントマンにより、打ち倒されたのだった。
それでも、破壊された街々が帰ってくるわけではない。
人的被害はいわんやである。
いずれにせよ、白鷺真白は、この時家を失った。
おりしも彼女の年は十と五。
そんな多感な時期に、この世の地獄のような光景を見た彼女であったが、何よりその脳裏に焼き付いたのは全く別の事だった。
巨大な怪獣をブチ抜き、大地に立つ巨人。
さながら光が具現化し、人の形を成したかのような巨躯。
帰るべき家を飴細工のように溶かしつくされた彼女にとって、その巨人の姿は暖かさすら感じさせるものだった。
それが、彼女が初めて出会った「正義の味方」であった。
そして、彼女は今――




