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8. 胃袋のハッキング、究極の「餌付け」と至高のスープ
騒ぎが収まり、エクレアとシルフィが恐る恐る家から出てきた。
「ボス……! ご無事ですか!? スウェットが焦げています!」
「主様、このトカゲ娘はどういたしますか? 今すぐ風の刃でミンチに……」
シルフィの物騒な提案に、竜の少女は「ひぃっ!」とエクレアの影に隠れた。
「まあ待て、シルフィ。殺すのはいつでもできる」
テリーは深くため息をつくと、壊れた玄関と焦げた庭を見渡した。
「激しく頭脳労働したら腹が減った。とりあえず飯にしよう。お前も来い、トカゲ」
リビングのキッチン(無事だったエリア)で、テリーは「定期便がダメになったから、ストックのやつな」と言いながら即席で麺料理を作り始めた。オークキングの骨髄とクラーケンの魔力を完全に調和させた「特製醤油豚骨スープ」の冷凍ストックを解凍し、自家製の麺を茹え上げたあの『究極の一杯』である。
ドスン、と竜の少女の前にラーメンのどんぶりが置かれた。
「……何だ、この怪しい液体は。我を毒殺する気か?」
「うるさいな。嫌なら食うな。俺が食う」
「う……く、食う! 食えばいいのだろう!」
少女はレンゲを取り恐る恐るスープを一口口に含んだ。その瞬間、少女の身体がビクンと硬直した。




