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5. 消耗戦の果てに、絶対防衛の決意
戦いは膠着し、壮絶さを増していった。
大焔竜は巨体に似合わぬ神速で天空を舞い死角から次々と焦熱の爪撃を繰り出す。テリーはそのすべてを空間転移と障壁の展開で紙一重で回避するが、一撃防ぐたびに莫大な魔力が消費され脳に鋭い痛みが走る。
「ああ、本当に、めちゃくちゃ肩が凝る……。早く帰って寝たいのに……!」
テリーは苛立ちを爆発させ、両手を前に突き出した。背後に展開されたのは、王国の全魔導師が束になっても届かない超巨大な多重魔法陣――【全属性極大消滅呪文・改】。
ドババババババァン!!!
光、闇、炎、氷、雷、すべての属性の極大魔術が、完全に同調・最適化されたレーザーとなって大焔竜の巨体へと降り注ぐ。天空が七色の光で爆発しまるで世界が終焉を迎えたかのような轟音が響き渡る。
大焔竜は翼を畳み、金剛鱗を限界まで硬化させてその猛撃を正面から受け止めた。肉源が削れ、鮮血が雨のように降り注ぐがそれでも竜王の眼光は衰えない。逆に、傷だらけの身体からさらなる魔力を吹き出させテリーへと特攻を仕掛けてきた。
「我が命を賭しても、貴様を灰にしてくれるわ!」
巨体が迫る。テリーの魔力もまた底を突きかけていた。




