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英雄になんて絶対ならない! ――神々の過保護な結界で、戦うことすら許されない最強の引きこもりライフ。  作者: とで
第六章:世界を揺るがす「深淵の超越者」、帝国諜報部の絶望的な調査報告書
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7. 第六の調査「交渉の模索、帝国が提示し得る『至高の観測環境』という罠」

作戦本部に逃げ帰ったレイは、もはや武力での排除は不可能と判断し「交渉スカウト」の可能性にすべてを賭けることにした。帝国が持つすべての富と権力を総動員し、テリーを帝国の最高顧問として引き抜くための条件を構築するのだ。



「奴があえてどこにも属さず森に引きこもっているのは、世界の動きを静観し次の『一手』を打つための実験・観測期間だからに違いない。ならば、我が帝国が提供できる最高の環境を提示するぞ」



レイは、テリーという怪物の知的好奇心と支配欲を満たすための、最高峰のスカウトプランを練り上げた。


国家最高位の『終身特別顧問』の地位(一切の義務や軍務を課さない、完全なる自由特権)。


帝国最高峰の温泉地である『バーデン領』を丸ごと一領地、個人実験場として無料開放。


帝国の国宝である『万能自動調理魔導具』をはじめとする、古代遺物の独占使用権。



「これだけの条件を提示すれば、いかに孤高の怪物といえど、己の研究と観測を効率化するために帝国へ寝返るはずだ。どの国家にも属さぬ奴を、我が帝国の『頭脳』として囲い込んでみせる!」



レイは、この「至高の超越者優遇プラン」を携え、いよいよ帝国王族への最終フィードバック、そしてテリーとの直接交渉の場へと臨む準備を進めるのだった。

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