7. ファッションショーの開幕、リビングを満たす「至高の可愛い」
数日間に及ぶ、テリーの「全力を注いだアパレルプロジェクト」がついに完成した。
セーフハウスのリビングで簡易的なファッションショーが開催される。
まず現れたのは、エクレア。
ミルクホワイトのオーバーサイズ・パーカーに、同素材のタイトなスウェットパンツ。ドロップショルダーが彼女の鍛え上げられた肩のラインを華奢に見せ、ルーズなフードが、普段の凛々しい顔立ちに「隙」を与えて破壊的なギャップ萌えを生み出している。
「ぼ、ボス……。あの、本当に動きやすくて、肌がとろけそうなほど気持ちいいのですが……その、少し恥ずかしいというか……」
顔を真っ赤にして、パーカーの長い袖(萌え袖)で口元を隠すエクレア。その姿は、王都の騎士が見たら全員が尊さで気絶するほど可愛らしかった。
続いて現れたのは、シルフィ。
先ほど完成した、淡いミルクティーベージュのもこもこニットカーディガンに、同素材のショートパンツ、そしてニーハイソックス。風の精霊としての神秘性はそのままに、もこもこの質感が彼女の愛らしさを極限まで引き出している。彼女が動くたびに、風の魔法で洋服がふわふわと心地よく揺れ、甘い香りが広がる。
「我が主、素晴らしい出来栄えです。まるで雲に包まれているかのような心地よさ……。私はもう、この服と一生を共にすると決めました」
さらに、テリーは白銀の巨虎レオのために作った「超巨大もこもこ特製ドッグウェア(虎用)」をレオに着せる。
「グルルン……♪」
レオは嬉しそうに、もこもこの服を着たままリビングの絨毯の上をごろんごろんと転がり完全に「ただの巨大な可愛い猫」と化していた。
「よし、全員完璧だ。我が家のビジュアル(快適度)が、ついに完成したな」
テーブルの上にはシルフィが淹れたハーブティー。リビングは世界で一番暖かく可愛い空間へと変貌していた。




