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23: 勝者と敗者

修能4等級、5等級。私立大学の社会学科にかろうじて合格したジェウォンと、全科目1等級を取った承勲。同じ時間を生きたが、全く違う季節を過ごしてきた二人。オーストラリアの語学研修で初めて「誰も俺を知らない」という軽さを感じたジェウォンは少しずつ、ほんの少しずつ変わり始める。そして承勲はソウル大学法学部に合格するが、心に残ったのは合格の知らせではなく、聞慶で見たものたちだった。

第23話

勝者と敗者


2018年11月。

ジェウォンは塾でも一言も話さなかった。

昼休みになると一番隅の席に一人座ってキンパブを一本取り出した。周りの友達が笑ったり騒いだりする声に反応しなかった。目を合わせようとする人がいれば頭を下げた。

ある日、PCバン。

ジェウォンは静かにコンピューターの前に座っていた。隣の席から誰かが話しかけた。

「おい、このゲーム面白くない?」

ジェウォンは答える代わりにマスクを取り出して顔を覆った。そして無言で席を立った。

家に帰った彼は部屋の扉を閉めて床に座り込んだ。膝を抱えたまましばらく動かなかった。

なんでこんなにつらいんだろう。

答えは来なかった。


大学修学能力試験の成績表が届いた日。

4等級、5等級。

ジェウォンは紙に書かれた数字をしばらく見つめた。そして静かに笑った。

「はあ、笑えるな本当に。」

母が恐る恐る部屋の扉をノックした。

「大丈夫、ジェウォン?」

彼は答えなかった。成績表を机の引き出しに押し込んで布団をかぶった。


その頃、允成がやってきた。

二人は家の前のコンビニのベンチに座った。允成が缶飲料を一つ差し出した。

「最近どう?」

ジェウォンは缶を受け取りながら言った。

「まあ、普通。」

「ご飯は食べてる?」

「うん。」

短い答えだったが允成はそれ以上踏み込まなかった。しばらく沈黙が流れた。

「俺、浪人しようと思って。」

允成が先に口を開いた。

「このまま終わらせたくなくて。」

ジェウォンは頷いた。

「いい選択だよ。」

「お前は?」

ジェウォンは缶を見下ろしてから言った。

「家の近くの私立大学の社会学科。ギリギリ受かった。」

「それも合格じゃないか。」

ジェウォンは笑わなかった。しかし否定もしなかった。

二人はしばらく無言で並んで座っていた。冬の風が路地を通り過ぎた。

允成がスマートフォンを取り出しかけて止まった。発信者は承勲だった。

「ちょっと待って。」

電話を取ると承勲の声が聞こえた。

「今日の生徒会最後の集まり、俺の代わりに出てくれる?」

「お前は何点?」

「全部1等級。」

短い答え。允成はしばらく黙ってから言った。

「わかった。」

電話を切ってスマートフォンをポケットに入れた。

ジェウォンはその会話を傍で聞きながら何も言わなかった。

全部1等級。

その数字が空気の中にしばらく浮かんでから消えた。


数日後、雪の降る日。

ジェウォンは允成と一緒に家の前の路地を歩いていて止まった。

路地の入り口から采恩が近づいてきていた。

心が沈むような感覚がした。ジェウォンはパーカーをさらに深く被って体を向けようとした。しかし足首が雪道で滑った。

ドスン。

ジェウォンは雪の中に倒れた。冷たい雪が服の中に染み込んだ。彼はすぐに立ち上がらなかった。マスクで顔を覆ったまましばらくそのままでいた。

誰も自分を見ていなければいい。

允成が近づいて手を差し伸べた。

「おい、大丈夫?」

ジェウォンはその手を掴んで立ち上がった。雪を払った。何も言わなかった。

采恩は立ち止まってその様子を見た。ジェウォンだと気づいた。彼女はしばらく彼を見てから允成に言った。

「ジェウォンじゃない。久しぶり。」

ジェウォンは頭を下げたまま短く頷いた。

采恩はそれ以上言葉を続けなかった。そのまま通り過ぎた。

允成はジェウォンの隣に立って言った。

「行こう。」

二人はまた歩き始めた。

ジェウォンは顔を上げなかった。雪は降り続けた。

それでも允成が手を差し伸べてくれた。

その考えが短くよぎってから消えた。


通りの向こうで承勲がその場面を見ていた。

ジェウォンが倒れて、允成が手を差し伸べて、二人がまた歩くのを。

彼はしばらくその方向を見つめた。

ジェウォン。

15話で図書館で歴史の年表を書いていたあの子。「ずっと一人でいすぎたんだと思う」と言ったあの日。

そしてその後、承勲はジェウォンにそれ以上近づかなかった。

俺がこの場に引き込んだのに。

その重みが再び静かに降り積もった。

承勲は足を踏み出した。雪は降り続けた。


2019年2月。

卒業式。

趙英民、允成、采恩、そして承勲。制服を着たまま校庭で写真を撮った。笑い声が広がった。

遠くからその様子を見ている人がいた。

ジェウォンだった。

彼は塀の向こうからしばらく彼らを見てから顔を背けた。

同じ時間を生きたのに、まるで全く違う季節を過ごしてきたような感じがした。

彼は手をポケットに突っ込んで歩いていった。


その年の春、ジェウォンは社会学科の新入生になった。

キャンパスは見知らぬ場所だった。人が多かった。笑って騒いでサークルの話をしていた。

ジェウォンは一番遅く講義室に入って一番後ろの隅に座った。パーカーを深く被ったまま、イヤホンをつけた。音楽はかけなかった。ただ外部との遮断のための装置だった。

授業が終われば一番先に出た。昼食は空いた講義室で一人で食べた。

サークル募集の告示、アルバイトの案内。

他の学生たちは眺めていたが、ジェウォンは通り過ぎた。

あれは俺には関係のないこと。

そうして一日が過ぎていった。


しかしある日の午後、空いた講義室で一人座っていたジェウォンに見知らぬことが起きた。

誰かが扉を開けて入ってきた。

同じ学科の学生だった。眼鏡をかけて、本をたくさん抱えて。

その学生はジェウォンを見てしばらく止まってから言った。

「ここ、座っていい?」

ジェウォンは答えないようにしていたが、短く言った。

「うん。」

その学生は向かいに座って本を広げた。それ以上話しかけなかった。ただ静かにそれぞれ座っていた。

その沈黙が不思議と不快ではなかった。

ジェウォンは窓の外を見た。春の陽光が窓を伝って入ってきていた。

見知らぬ感じがしないな。

その考えが短くよぎった。


夏休み。

ジェウォンは両親の勧めでオーストラリアの短期語学研修に行くことになった。4ヶ月だった。

最初は断った。見知らぬ国、見知らぬ人たち。それが怖かった。

しかし母が静かに言った。

「ただ行ってみて。ここでずっとこうしてるよりはましじゃないの。」

ジェウォンは無言で荷物を詰めた。

シドニーの空港に降りたとき、見知らぬ言語が耳を満たした。ジェウォンはしばらく立ち止まって周りを見渡した。

ここは誰も俺を知らないんだ。

その考えが不思議と軽かった。

4ヶ月の間、ジェウォンは静かに過ごした。語学院であまり話さなかった。しかし初めて、ご飯を時間通りに食べた。一人で歩くことが怖くなかった。誰も自分の過去を知らないということが、息の詰まりを解いてくれた。

ある夕方、海辺のベンチに座っていた。

波の音が聞こえた。風が吹いた。何もしなくてよかった。

ジェウォンはずいぶん久しぶりに泣かなかった。


4ヶ月が終わり、ビザが切れた。

空港で帰国便を待ちながらジェウォンは窓の外を見た。

帰ったらまた同じ日常が待っているだろう。その事実が重く感じられた。

しかし同時に、4ヶ月前の自分と今の自分が少し変わったということもわかった。

ご飯を食べた。歩いた。泣かなかった。

小さなことたちだった。しかしなかったことたちだった。

飛行機が出発した。窓の外でシドニーの灯りが遠ざかった。

ジェウォンは目を閉じた。

もう少し。

その言葉がどこへ向かっているのかはわからなかった。ただそう、思った。


帰国後、ジェウォンは再び水原の部屋に戻った。

変わったものも、違うものもなかった。同じ机、同じ窓、同じカーテン。

しかしジェウォンはカーテンを開けた。

初めて。

窓の外に秋の空が見えた。高く、青かった。

彼はその空をしばらく見つめた。何も考えずに。


その頃、承勲はソウル大学法学部の合格通知を受け取った。

水原の家で世英と一緒に夕飯を食べていた日だった。スマートフォンの通知を確認してしばらく画面を見つめた。

「受かった。」

世英は箸を置きながら言った。

「本当に?ソウル大?」

「うん。」

世英はしばらく止まってから笑いながら言った。

「おめでとう。」

承勲は頷いた。

嬉しくないわけではなかった。しかしこの結果よりも大切なことがあった。

春休みに聞慶へ行った。

ハチマンの家で見たものがまだ頭の中に残っていた。それをどう扱うか、まだ整理できていないことがあった。

合格の知らせより、そちらが長く心に残った。

第23話を読んでくださり、ありがとうございます。勝者と敗者という題名をつけましたが、この物語に本当の意味での勝敗はないと思っています。ジェウォンがカーテンを開けた場面——それだけで十分だと思いました。小さなことでいい。ただそこにいることが、生きることだということを、この話に込めました。次話もよろしくお願いします。

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