3/4
数研3
「へぇ~、すごいなあ」
「あなたはどう?数学は好き?」
「試験のために勉強してるだけですよ」
「もう一問解いてみよっか」
少女はもう一枚のプリントを取り出した。
0 0 0 0 = 24
数学記号を使って良いとき、次の式を証明しろ。
「どう?これは解けるかしら?」
数人は頭をひねったが答えが思い浮かばない。俺には才能がなかったか......、その時、脳の後頭部がカチッという音がした。かなりはっきりした音だった。次には数人は口を開いていた。
「0!って1ですよね?」
「うんうん」
答えましょう
(0!+0!+0!+0!)!=24。
「正解!あなた才能あるわね!」
数人は雷に打たれたような衝撃を感じた。
ああ、俺は数学を解くために存在しているのかもしれない。
そんな根拠の無い自信が込み上がってきた。
「俺、数研入ります」
「ホント!?これ入部届ね~」
「ありがとうございます。名前は和田数人って言います。普段はどこで活動されてるんですか?」
「私は部長の幾田千穂、二年生よ。部室は技術棟の四階よ」




