後から来た3匹・特にシッポナガサン
小水槽のお手入れをしてきて、日本でより水が悪くなりにくいこと、そう簡単には真緑になったりしないことが分かりました。
無精な私にもできる。
それならどかんと大きな水槽を買って、うちにいる金魚全員集めて眺めて過ごしたいと思ったのです。
水鉢で冬越しした魚たちはさぞ寒かったことでしょう。水鉢は25リットル程度の大きさしかないので、寒い日は水温がとことん下がったはず。
外で育てるならもっと大きな容量で凍りにくくしないと。
18リットルの小水槽でふたり暮らしのダイとギンもいつまで仲良くしていられるかわかりません。
狭かったり、ストレスだったりすると、弱い方の魚の元気がなくなるのは庭の池で何度も見てきましたから。
でも大きな水槽はとってもお値段が張ります。
ECサイトを漁っても、「配達なし、手渡し限定」という条件ばかり。
車の運転をしない私には買えないし、ガラス水槽は一人で持ち上げられるものでもない。
アマ○ンで買ったって、玄関からリビングまで運べないかもしれない!
などという悩みを職場でうだうだ口にしていたら、当初からいろいろ相談に乗ってくれている熱帯魚好き同僚が、「中古でよかったらうちにあるよ?」と言ってくれました!
「キャビネット付きで場所とるけどいい? フィルターは新しいの買ってね?」ですって!!
場所なんていくらでも作るよ、夫と暮らしてた家に独居してるのだから。
「組み立てとか難しい?」と私が聞くと、
「いいよ、うちの人とデリバリーしてそこで組み立てるから」って。
うぅ、持つべきものは素敵な同僚!!
(実は旦那様も元同僚で顔見知りなのでした)
デリバリー、セッティング込み2万円で譲ってもらっちゃいました。
こうして2022年3月、夫の古いステレオのスピーカーやマガジンラックがあった一角に、高さ1.26メートル(キャビネット部分が70センチ)横幅1メートルという水槽が立ち上がったのでした。
砂利を敷き水草を植え、サンドペーパーで角を取った壊れた植木鉢を並べて隠れ家を作り、水を注いでフィルター作動。
水質が落ち着くのをまた3週間待って、水合わせにも少々時間をかけてから、7匹の金魚をお引越しさせました。
お魚たちは皆幸せそうでしたが、1メートル×50センチという大きな前面ガラスに、5センチにもならない金魚7匹というのは、全く目立ちません。
特に少し離れたテレビの前のソファから見やると、とっても心細い。
それで、「もう3匹くらいいてもいいよね?」と思ってしまったのでした。
「掬っちゃえ」
うちの金魚たちが生まれた職場の大池では、黒かった金魚たちがどんどん赤く変わってきていました。
身体がまだらに赤いのが多い。
前回と同じ要領でたも網からボウルに移し、誰を連れて帰るか思案しました。
今度は絶対3匹だけ。
最初に目についたのが、身体よりもしかしたら尾びれのほうが長いんじゃないかというスレンダーな子。
可愛い。
体長は3センチあるかないかで、するりとペットボトルへ。
次は赤黒まだらの身体に、黒いヒレの個体と、白いヒレの個体を選びました。
家に着いてペットボトルから金魚専用の洗面器に空け、大水槽の水を少しずつ足しながら水温や水の味?やらを合わせ。
静かに大水槽の水面に放してやると、3匹はたちまち先住魚の群れに混ざっていきました。
小さな子たちは大抵、一番大きなヌシの周りを泳ぐのですが、シッポナガサンはどちらかというとギンちゃんに絡んでいきます。
スレンダーで長いヒレの可愛い子ですが、同じくヒレの長いギンちゃんを、「ヒレ長のパイセン」認定したのでしょうか?
ギンちゃんの性格はまた別話で語りますが、ヒレの長いペアはよく行動を共にしています。
水深の浅いところを、水槽の端から端までひゅんひゅん泳いだり、水流を遡ったり。餌も、底の砂利を漁るより、水面に浮いているのをかっさらって食べるのが好き。
ギンちゃんはダイちゃんとの同居を解消して以来、他の魚にあまり興味を示さないけれど、シッポナガサンの追随だけは許容しているみたいです。




