犯罪者はみんなそう言う
お久しぶりです。ようやくテスト期間なるものが終了したので更新再開です。
「あ、これは夢だね間違いなく」
いきなりどうしたと思われるだろうが、これは間違いなく夢だ。たまにあるよね、そういう夢だとわかりきった夢みたいなやつ。
「これはどういう状況なんだろうか…」
説明しよう。今僕は…
「なんでこんな人里離れた家らしきところに監禁されてるだろうか」
そう、僕は今この瞬間も何者かに監禁されているわけである!
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時は少しだけ遡る…
今日僕は、皆んなとレストランに来ていたんだ。久しぶりに外食でもしようということになりアイリス、クリス、シオン、セシリア、フェイ、サスティのメンバーで出かけていた。そこから先は至極単純明快、帰り道で突然裏路地から現れた人に連れ去れてしまったと言うわけだ。別に魔法を使えばどうにでもなるんだが、この世界での人間への魔法攻撃は禁止されている。つまり、フィジカルがクソザコナメクジな僕にとって結構絶望的状況というわけだ。せいぜい土属性魔法でナイフでも作るかあるいは…
「フフフ、面倒なことはしないでくださいよ?私の未来の旦那様…」
「恐らくだけど初対面だとおもいます」
いきなり人を誘拐しておいて何を言い出すんだこの子は⁉︎
「初対…面?」
「えっと…」
「初対面ですって!私たちは長きにわたり仲を深め将来を誓い合った仲じゃないですか⁉︎」
「もしそれが本当なら僕は浮気してるってことになるんだど…あの人たちが許すわけないんだよなぁ」
自分で言うのもなんだが僕ら夫婦の関係性でそんなことしようものなら夫VS妻の全面戦争が起きかねない。というか起きるだろうあくまでも予想だが。そんなこんなで、僕は浮気をするつもりもする勇気もする環境も持ち合わせていないわけだ。
「兄さん!」
「アイリス?」
「よかった、無事でしたか」
「一応僕は大丈夫だけど、この子の様子が明らかにやばい人だよ」
衛兵でも居ようものなら一発お縄詰め所目掛けてレッツゴーだろう。
「兄さん、こう言う人たちの存在は知らないんですか?」
「人たちってことは他にもいるのか?こんなヤバそうなのが?」
おいおいちょっと待ってくれよアールド王国の治安どうなってるんだ。ガバガバ警備もいいところじゃないか…
「所謂『カイト様親衛隊兼ファンクラブ』のメンバーですね」
「何そのいかにもな感じの…」
そんなん絶対ヤバいことしてるだろ・・というか親衛隊とファンクラブって意味合いほぼ一緒では?
「兄さんを日々ストーキングし、挙げ句の果てにストーキングをデートといいだしありもしない結婚の話を持ち出すんです」
「うわぁ…」
前世でもそういうことあったけど…僕ってそんなに著名人でもないとは思うんだけどなぁ…
「あれはそう、私がいつものように兄さんの後を付けていたとき…」
「おいちょっとまて、今聞き捨てならない発言が」
「私と同じような行為をしている人たちがいて…もしかして兄さんのストーキング⁉︎と思い聞き出したらそういう組織があるという情報へと繋がったわけです。どうです?もっと褒めてくれてもいいんですよ?」
「ストーカーと同じような行動取ってるんだったらお前もストーカーだろ」
「何を言い出すんですか兄さん⁉︎私は兄さんの安全確保の為に…」
「ストーカーはみんなそう言うんだよ!」
何この状況、ストーカーの定型文じゃないか…我が妹ながら怖すぎる…取り敢えず僕の突発的誘拐事件は幕を閉じた…
「あれ?そういえば…」
僕最初めっちゃドヤ顔で「これは間違いなく夢だ」みたいなこと言ってなかった?予想が外れてめっちゃ恥ずかしいんだけど…
恒例企画。キャラクターたちの裏話‼︎
ア:ひとまず今回は何事もなくてよかったですね
カ:アイリスのストーカー事件は始まったばかりだけどな…
シ:ストーカー?アイリス何しでかしたのよ…
カ:僕の外出の度に僕の行動を一々チェックしてるんだ
シ:え??それって常識じゃないの⁉︎
カ:おいおい嘘だろ…




