ダイシーとデート? vol3
Youtubeが楽しすぎて執筆が進まない今日この頃。
「それで、本命の店ってどこなんだ?」
「それはですねぇ…ここです!」
ダイシーにいざなわれた先にあった店は…
「なんだこれ」
「魔法の石とか力が込められた砂とか、所謂スピリチュアル製品の店です」
「そういう系か…」
正直に話すと、僕前世からそういうのを信じちゃうような人とはなるべく関わらないようにしてるんだよね。この世界はともかく前世のそういう物の類って信憑性がゼロに等しいんだよね。そういうものにお金をかけちゃう人って、偏見ではあるんだけど碌な人間じゃないと思うんだよね。…魔法が存在するこの世界でも通用するのはかは知らないけど。
「とにかく、ものは試しです!騙されたと思って入ってみましょうよ!」
「こういう店に初見で入って行く場合って八割型騙された跡な気もするけどな…」
騙されたと思ってじゃななくて騙されるのを許容して、じゃないかな?
「偏見を持ち過ぎじゃないですかね!?」
「知り合いにわけのわからない壺をとんでもない値段で買わされた人がいるんでね…」
まあ知り合いというか前世の母親だけどね()今更なんとも思わないが、訪問販売にはくれぐれも注意してほしい。訪問してきてるという特別感と、販売員さんの巧みな話術によって大していらないものを高額でかわされる羽目になるからさ…
「いらっしゃい。あれダイシーさん、今日はひとりじゃないんですか?」
恐らく30代ぐらいの男性店員さんが出迎えてくれた。
「ええ、私がお世話になってる店長を連れてきました」
「ああ!噂の食器用洗剤の?」
「そうです!」
本当に普及率8割は伊達じゃないな。僕、あんまり有名になるのは慣れてないんだけど…いや、慣れてる人のほうが少ないか…
「あの、一つ質問いいですか?」
「はい、僕に答えられるものなら」
「あのダイシーを、どうやって制御してるんですか?」
「制御と言いましても…」
特に何もやってないというのが現実だが…
「もしかしてあの話を知らないんですか?」
「聞く限り知らないみたいです」
「実はですね…彼女、クエン商会随一の問題児って言われてるんです」
「はぁ…なんとなく察しました」
「店長!?そこは察しちゃダメでしょう!?」
まあダイシーだしな、なんて勝手に納得してみる。まあ、ダイシーだし()
「なんで商会系列の人間なのに従業員として働いてるか疑問に思わなかったんですか?」
「もう彼女がそういう役回りなのかと」
「ダイシーさんは、事務作業ができなさすぎたんです」
「あぁ…」
妙に納得がいったのは僕だけじゃないだろう。
「私は、その…向いてなかっただけです」
「そんなこと言って、途中で面倒になって投げ出したりしてたんじゃないか?」
「お、目の付け所がいいですね。まさにそのとおりです。ちなみに今の系列商会のアシスタントという職業も、なんどか失敗してるんですよ」
「そうなんですか」
「なんか、店長のところって働きやすいんですよね。圧力というか、上からの力を感じないで仕事ができるというか」
「まあ焦るような状況でもないしな」
恐らく僕ほど気楽に商売してる人ってそうそう居ないんじゃないかな?わからないけどさ。
「店長、そろそろ見て回りませんか?石たちが私を呼んでいる…」
「アブナイ子だな、これは」
「勿論、元問題児ですよ?」
「いや、今もです」
恒例企画。キャラクターたちの裏話!!
ク:私達の出番不足が深刻ですね…
セ:そうね…最近まともな主役回をもらってないんじゃない?
ア:まあ姉さんですし
サ:マスター、出番ってどういうことですか?
カ:簡単に言うと…今この二人は影が薄くなってるんだよ
ク&セ:ち、違う!!




